イベント開催報告

2023年 昆虫観察&採集会・標本教室・昆虫飼育教室

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初級標本教室

5月28日(日)、西日暮里エキラボniriにて初級標本教室を開催しました。
参加者は9組(小一~小五)、アテンドスタッフ3名で実施。
開始時刻の20分前には半数以上の参加者が席に着き、教室が始まるのを静かに待っていました。

いつものように標本とは何か、どれくらいもつのか、エジプトのミイラを例にした話がありました。
次に標本道具の説明を聞いたら、さっそく作成作業にとりかかります。
一頭目はインドネシア産の大きなヒラタクワガタの仲間を題材にしました。

まずはクワガタのアゴや肢が動くかどうか、準備体操をさせて確かめます。それと触角も忘れずに出しておく。
はじめてだと昆虫針をまっすぐ刺すのはむずかしいし、力が必要なのでパパやママに手伝ってもらいます。
アゴの下に枕を敷いてアゴの開き方を決めたら、やり方を聞きながら触角と肢を整えていきます。

パパやママとの協働作業になった子もいましたが、みんな真剣に取り組み、ラベルを書いて完成させたところで一旦休憩。
二頭目は自分が選んだ虫を使います。コーカサスオオカブトが人気があったようですが、パリーフタマタクワガタやマレーアオジマカミキリを選んだ子も。

どの子も手際がよくなったのでしょう、一頭目よりもずいぶん早く出来上がりました。
スタッフにチェックしてもらって修正したり、一頭目をもう一度整え直したりしましたが時間内に終了。
家で復習するためにさっそく昆虫採集に行かなくてはと張り切るパパもいました。(こ)

初夏の昆虫採集会

5月21日(日)、初夏の昆虫採集会を飯能市西吾野で開催しました。参加者は12組(28名)、アテンドスタッフは3名。
集合場所の西吾野駅では、都会ではほとんど見られなくなったツバメが営巣活動を初めていました。
同じ駅舎で、集合時間前にオオミズアオとスズメガを採集した参加者もいました。

注意事項の説明の後、目的地まで3㎞ほど歩いて行きます。
その道中で、オナガアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハなどが採れました。
川に降りてダビドサナエ、ミヤマカワトンボ、アサヒナカワトンボをゲットした子供たちもいました。

目的地周辺でしばらく採集をした後、旧小学校で昼食をとって集合写真を撮影して一旦解散。
その後、校舎裏の小川でヤゴの採集をしました。
帰路、貯木場に産卵に来ているクビアカトラカミキリをたくさん捕獲しました。
手の小さな子供の方がカミキリムシを捕まえやすいことがわかりました。(T)

春の昆虫採集会

5月3日(祝)、GW第2弾となる、春の昆虫採集会を飯能市西吾野で開催しました。
当日は、朝から晴天に恵まれ、ハイキングに来る方も大変多い中、参加者12組(30名)とスタッフ6名が西吾野駅に集合しました。
駅前では上空を黒いアゲハが飛び、線路の斜面にはウスバシロチョウがふわふわと舞い、参加者たちもヒートアップ!

集合して、スタッフからこの日の行程と注意事項を聞いたのち、早速採集に出発しました。
まず川沿いでは、クルミの木に集まるクルミハムシと、その幼虫を食べに来ているカメノコテントウを発見。クルミハムシのメスは卵でお腹がパンパンになっています。
道沿いには、オナガアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハなどが飛び、草地にはウスバシロチョウ、ツマキチョウ、クモガタヒョウモンなどが見られました。

皆さんそれぞれにネットを振って獲物を狙います。中には素晴らしいネット裁きでアゲハをゲットし、周りの皆さんから喝采を浴びる子も。
虫を採って褒められるのがファーブル会です!
◯十年ぶりにウスバシロチョウを採って感激するお父さんもいらっしゃいました。

カワトンボなどのトンボ類も採りながら集合場所の学校跡地に集まり、昼食をとった後、学校裏の小川で恒例のヤゴ採集をしました。
ここには、オニヤンマのヤゴもいるので、皆さん一所懸命探していました。
最後に集合写真を撮って自由解散となりましたが、相変わらず残業する方多数でした。(T・T)

春型アゲハ採集会

4月29日(祝)、横須賀市塚山公園にて春型アゲハ採集会(2)を開催しました。
参加者は11組(28名)、アテンドスタッフは4名でした。
天気にも恵まれ採集地へと出発です。急な上り坂を頑張って上がります。

頂上へ到着後、諸注意のあと記念撮影、そしていよいよ採集開始です。最初こそ蝶が少なかったものの時間と共に増えてきました。
ジャコウアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、オナガアゲハ、ナミアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、なんとナガサキアゲハを獲った子もいました。
クマバチ、ナナフシの幼虫もたくさんいました。

当日はNHKの取材もありました。
お昼ご飯の後、流れ解散となりましたが、皆さん楽しんでくれたようでした。
皆さん、これから飼育や標本作りに挑戦してくださいね。(お)

初級標本教室

4月23日(日)、西日暮里エキラボniriにて初級標本教室を開催しました。
参加者はほとんどが小学一、二年生の9組(18名)、アテンドスタッフ3名で実施。

最初に標本の歴史・意味などの説明があり、標本作りに取り掛かります。
1頭目は全員クワガタに挑戦です。ところが最初の昆虫針がなかなか刺さりません。
スタッフの力を借りてなんとか針を刺し左右対称に足を整えます。

休憩をはさみ2頭目に取り掛かります。
中には1頭目の注意を忘れている子も。また飽きてしまい親まかせの子も。
どうにか二つの標本を完成させました。皆さん、忘れないうちに復習してくださいね。(お)

春型アゲハ採集会

4月16日(日)、横須賀市塚山公園にて春型アゲハ採集会(1)を開催しました。
前日は一日中雨で中止の可能性もありましたが、参加者の意が通じたのか天気予報も次第に良くなり開催できました。
参加者は10組(21名)、アテンドスタッフは5名でした。

集合場所の安針塚駅前では気温も上がり、格好の採集日和になりました。
集合場所より山道を含めて30分ほど歩き、しっかり汗をかきました。
目的地の塚山公園で注意事項と集合時間を聞いてから、満開のツツジが咲いている採集ポイントに移動しました。

ジャコウアゲハは皆さんゲットし、クロアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハをゲットする男の子も居ました。
昼食後の恒例のじゃんけんタイムも不要なほど、皆さん多くのアゲハチョウを採集していました。
コカブトムシ、ヨコズナサシガメ、そして帰りの水路でアサヒナカワトンボを確認しながら帰途につきました。(T)

初級標本教室

3月26日(日)、西日暮里エキラボniriにて初級標本教室を開催しました。
参加者は9組(年長3名、小一~小五各1名、大人1名)、アテンドスタッフ4名で実施。
年長さんが多かったのですが、女子も2名、大人(パパ)も参加し、多様性が高い回となりました。

全員が昆虫標本作成の経験がないとのことだったので、そもそも標本とは何か、どういう道具や箱が必要なのか、死んだ虫をどうしておけばいいのかなど、基本のキから説明をしてから実習をはじめました。
一頭目は東南アジア産のヒラタクワガタの仲間を題材にしました。
針を使うことすらはじめてのため、昆虫針を刺すことが最初の高いハードルになりますが、保護者やスタッフの力を借りてどうにかクリア。
その後も作業もなかなかうまく行かない子たちが多かったので、スタッフから細かく指導しながらゆっくり進めました。

二頭目は同じく東南アジア産のカブトムシやクワガタムシ数種の中から、それぞれ好きな虫を選んで標本を作りました。
前半に時間をかけたので、後半の時間が足りないかと思いましたが、意外とスムースに作業が進んでいきました。
大きなカブトムシは長い待ち針を使ったり、爪の先の広げ方を整えたりと一頭目とは違うやり方もあり。
選んだ虫の脚がとれたので、修理をする練習をしたパパもいました。
でも終わってみると、ほぼ予定の時刻で教室は終了となりました。
全体的に待ち針を多く使い過ぎたと思ったので、なるべく少ない本数で展脚することを心掛けてみてください。(こ)

立体標本教室

3月12日(日)、ファーブル昆虫館にて初めての行事、立体標本教室を開催しました。
参加者は小学1年~5年までの11名、スタッフは4名で実施。

挑戦するのはインドネシア産のカレハカマキリ。翅の丸いメスか、翅のとがったオスのどちらかを選んでもらいました。
事前にはらわたを出して軟化作業をしてあるので、立体標本作成のためのカマキリの足などの準備体操から始めました。

左右対称の平面的な標本でも難しいのに、生きているカマキリの姿をイメージしながら、カマキリの胸と腹の継ぎ目で腰を折るのが難しく、曲げたつもりでもすぐに元に戻ったりして苦戦していました。
次に中足の位置を調整してから、頭を下に向かせて強そうに見せます。カマの向きを変えてポーズを決めました。

仕上げは収納ケースの土台作り。糊を塗って土を敷き詰め、よりジオラマチックにするために木の皮も設置しました。
持ち帰ってから、カマキリが乾燥したら土台に乗せて完成させてくださいね。肝心の枯葉も忘れずに・・(T)

初級標本教室

2月26日(日)、西日暮里エキラボniriにて初級標本教室を開催しました。
参加者は9組(年長2名、小一2名、小二2名、小三2名、小五1名)、アテンドスタッフ3名で実施。

開始30分前に到着した家族、かなり遠方から来られた家族、姉弟で参加の家族。
皆それぞれの期待を胸に参加されているのがわかりました。
一頭目は全員でインドネシア産のアスタコイデスノコギリクワガタを題材にしました。
日本のノコギリクワガタより一回り大きくて、少し明るい色をしています。

年長さんや低学年の子には標本針を刺すこともむずかしいですが、針を持つことには抵抗がないようです。
標本台の上に虫を固定したらアゴと触角と脚を整形していきます。
途中でスタッフにチェックしてもらいながら左右対称に格好よく。

二頭目は各自が選んだ甲虫を題材に。今回はコーカサス、アトラス、ヒメカブトなどのカブトムシが人気でした。
カブトムシは体が大きくて固いので難易度が上がりますが、パパママのヘルプでクリアしていきます。

ギワファやパリーフタマタクワガタなどを選んだ子も一頭目よりサイズアップしているので太い針を使いました。
スタッフの指示に従い、ツメの角度など細かいところまで整えて、全員二つの標本を完成させました。

持ち帰りの支度をしながら「疲れた~」とため息の子もいましたが、少し早めに終わりました。
そのせいか昆虫館へ寄ってくれた家族も何組かいました。(こ)

初級標本教室

2月19日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者は12組(年長2名、小一3名、小二3名、小三1名、小四2名、成人1名)、アテンドスタッフ3名で実施。

奥本館長から昆虫標本の大切さについてのお話のあと、さっそく実践スタート。
最初は全員、インドネシア産のヒラタクワガタ等を題材にして標本作りの基礎を学びます。
スマトラヒラタ、ダイオウヒラタ、パラワンヒラタと今回は特別に国産のオオクワガタも選べました。

何人かは標本を作ったことがあるようでしたが、ちゃんと教わるのははじめて。
今回は年齢層も幅広く、4名は女の子でしたが、皆それぞれ真剣に取り組んでいました。

1時間かけて一つ目を完成させ、休憩をしてから二つ目は甲虫組と蝶組に分かれました。
甲虫組はコーカサスオオカブトやヒメカブトなど、カブトムシを選んだ子が多くいました。
小3以上の蝶組はリュウキュウアサギマダラを題材にして展翅の仕方の基本を学びました。

甲虫組は一つ目よりもていねいに、あるいは講師のダメだしにしたがってやり直して、完成度を上げました。
蝶組はかなり手こずったようで時間がかかりましたが、その分よく整った標本ができたと思います。
たっぷり2時間、「疲れた~」と溜め息をもらす子もいましたが、それは頑張った証拠。
それぞれできあがった作品を袋に入れ、子供も大人も皆満足げに教室を後にしました。(こ)

冬越しの虫観察会

2月5日(日)に東京港野鳥公園で冬越しの虫の観察会を開催しました。
(参加12組(小一2名、小二6名、小三4名、小四2名)スタッフ5名)
園内の学習センターに集合し、全体説明をしたあと、園内をまわりました。事前に調べてある虫たちを案内する形式です。
蝶の仲間は、キタキチョウ、ムラサキシジミの成虫、ジャコウアゲハの蛹を観察しました。卵で観られたのはチャドクガの卵塊でした。

樹名板の裏にヨコヅナサシガメの幼虫とアオモンツノカメムシの成虫がいました。
ヤツデの葉裏にいたクロスジホソサジヨコバイの成虫をルーペで見ました。
クヌギの樹皮の割れ目ではクヌギカメムシのイクラ状になった卵塊を観察しました。

枯れたヨシハラでカマキリの卵塊とツチイナゴを皆で探し、カマキリ3種(オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ)が見られましたが、ツチイナゴは見つけられませんでした。
コガタスズメバチの成虫(次期女王)は、朽ち木の中で生きているのが確認できました。

学習センターに戻ってから、映像を利用して復習をしました。
最後に、バケツ一杯のエノキの葉からゴマダラチョウの幼虫を探す試みをし、なかなか見つけられなかったものの、参加者のお子さんが見事に発見。
冬場は昆虫の天敵の鳥のエサ(木の実や昆虫)が少ない時期なので、賢くうまく隠れていることがわかりました。(T)

初級標本教室

1月29日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者は年長さんから中学生まで12組とスタッフも1名、アテンドスタッフ4名でした。

1頭目はクワガタ。なかなか針をまっすぐ刺さなくて苦労したようです。
休憩をはさんで2頭目へ。カブト、クワガタ、蝶に挑戦です。蝶グループは苦戦したようです。
翅が切れたり大変なことに。ほとんどの子が2頭目の蝶に挑戦してくれました。
忘れないうちに家で復習してくださいね。(お)

初級標本教室

1月22日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者12組(年長4名、小一3名、小二1名、小三4名)、スタッフ4名で実施。
今回はめずらしく全員男の子でした。

最初に作る標本はインドネシア産の大型クワガタムシ。
今回はスマトラヒラタ、ダイオウヒラタ、アルキデスヒラタの3種から選んでもらいました。
年長さんや低学年の子は自分で標本針を刺すのは大変なのでパパママに手伝ってもらいます。

アゴの下にマクラを敷いて開き方を調整し、触角や足の整形(展足)をしていきます。
展足には玉針(パールピン)を使いますが、普段触らないはずなのにみんな上手に使えていました。
基本は真横に出して、真下に降ろすこと。お手本を見ながら、スタッフのアドバイスを受けながら進めます。

小2以下の子は2頭目も甲虫が題材。数種類の中からそれぞれ好きなものを選びました。
人気だったのはコーカサスオオカブト。ギラファノコギリクワガタやパリーフタマタクワガタを選んだ子も。
小3の四人は全員チョウの標本に挑戦しました。スジグロカバマダラやリュウキュウアサギマダラなど。

年長さんや小1の小さい子たちも、パパママに頼ろうとせず、みんな頑張っているのが印象的でした。
チョウの標本の小3の子たちも全員残業して2頭作成しました。とにかくみんな真剣でしたね。
小さい子たちも小3になったらチョウの標本にチャレンジしに来てください。(こ)

カブクワ飼育教室

1月15日(日)、ファーブル昆虫館にてヘラクレスオオカブト飼育教室を開催しました。



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