イベント開催報告

2021年 昆虫観察&採集会・標本教室・昆虫教室

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春型アゲハ採集会 at 塚山

5月4日(祝)、横須賀は晴れ。今回の参加者は11家族(大人12名、子供11名)で、珍しく全員が初参加だった。
安針塚駅で集合し、現地までの注意を聞いて出発。やがて急な登り道を遅れそうになる親子を励ましつつ、息を切らして全員が広場に到着できた。
現地での注意とネットの扱い方などを聞いたのち、広い公園の各所に散開して活動を開始した。

初めは、ちょうど発生期にあたったヒメウラジャノメなどが身近にいてネットイン。
あちこちで、チョウの取り込み方と三角紙の使い方の実地練習会が始まった。
公園のツツジは咲き終わっていて、アゲハたちは残ったわずかな花にたまにくるぐらいなのでなかなか採れない。
それでも終わってみれば、ナミアゲハ、ジャコウアゲハ、オナガアゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハなどが採れていた。

スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、サトキマダラヒカゲ、コミスジ、ダイミョウセセリなどをゲットした子もいた。
オトシブミやコメツキの仲間、ナナフシの幼虫、ツチイナゴなどが観察でき、みんな楽しい一日になったようだ。
本日のお見送り担当はアオスジアゲハでした。(な)

初夏の昆虫採集会 at 西吾野

晴れのち雷雨と不吉な天気予報の5月2日の西吾野。参加者は子供10名と保護者11名とスタッフ6名。
駅に集まった時は曇りで気温は上がらず、冷たい風が。例年アゲハ類が吸蜜に来て、早く着いた参加者を喜ばすツツジも未開花でした。
歩き出しても太陽は出てくれず、時々ぽつぽつと雨を感じます。とうとう雨が強くなり、木の下に避難。
そこの住民と話していると前方に黒いアゲハが現れて数人の参加者がダッシュしました。
その後も気温は上がらず、日差しもありませんでしたが、小さい草地でウスバシロチョウが現れてボウズは免れました。

目的地の北川小学校跡に着くころようやく晴れてきて、気温も上がり始め、ツツジに多数の黒いアゲハ類が舞っています。
各々ポイントにちり、「採った!」の歓声も沸きます。オナガアゲハ、カラスアゲハが多く、ミヤマカラスアゲハも採れました。
ニホンカワトンボ、ミヤマカワトンボ、ダビドサナエ、オトシブミやハラグロオオテントウというマニアチックな虫を採った子もいました。

一番沸いたのは参加者がオオミズアオの羽化直後の個体を持ってきたとき。
伸びきっていましたが、まだ翅がやわらかく、固くなるまで待って三角紙に入れました。

ランチタイムの後は校舎裏の水路でヤゴ採集。スタッフの用意した水網で泥の中からヤゴを掬います。
一昨年はいたオニヤンマのヤゴは見当たらず、シオカラトンボやコシアキトンボのヤゴのようでした。

もう少し楽しもうとしていたところ、雷鳴が二回。やばいと思ったけど、スマホの雷レーダーを見ると飯能付近で降っていて、西吾野付近は直撃を避けられました。(便利な世の中になりました)
3時近くまで延長戦をし、帰り道の土場で小型のカミキリ採集を楽しみ、2年ぶりの西吾野採集会を満喫しました。
今日のお見送り担当はルイスアシナガオトシブミ(ピンボケ)でした。(う)

初級標本教室 at エキラボ→昆虫館

4月25日(日)は、緊急事態宣言でエキラボが使えなくなり、昆虫館に場所を移しての開催となりました。
参加者は6家族8名(+保護者)で、今回はエキラボ開催予定だったせいか、昆虫館に来たことがない人がほとんどでした。

あらかじめスタッフが軟化したクワガタを使って、説明のあと標本作りを行いました。
一頭目の針刺しは皆さん苦労しており、スタッフが協力していましたが、二頭目は手際よくできていたようです。

子供たちは作業に集中し、保護者の方たちは注意事項や大事なコツをメモする担当です。
でも、どうしても手伝わずにいられないパパ、一生懸命ガマンしてぜったい手を出さないママ、家族によってそれぞれ。
今回の標本教室は甲虫だけでしたが、チョウの標本にも興味のある方がいて、今後の教室への参加もありそうです。

標本教室終了後に、短時間ですが館内を解放し、皆さん興味深く展示物を見ていました。
緊急事態宣言解除後にまた来てくれたらいいなと思います。(ま)

カブクワ飼育教室

4月24日(土)、初心者向けカブトムシ飼育教室を行いました。参加者8名、保護者の方を合わせて16名の参加でした。
幼虫飼育のコツ、置き場所、触り方、適した土の量など初めて飼うご家族でも安心して持ち帰るように丁寧にお教えしました。

教室では飼育で重要な所はクイズ形式で行いました。
「カブトムシの幼虫は何を食べる?野菜?土?お菓子?」という質問に子どもたちは「つち!だって〇〇だから」といったり、「幼虫の土に適した湿り気は?」と出すと、「固まるくらいだよ、だってさらさらだったらサナギの部屋を作れないもん」など、聞くと理由をつけて説明してくれるキッズも。
我が子の知識の多さに驚かれる保護者の方もいらっしゃいました。

2匹のカブトムシの幼虫は、そのまま育てられるようにケースに入れてお持ち帰りです。
今回は幼虫に名前をつけてもらいました。「ぶんくん、ぷんちゃん」など可愛らしい名前とイラストを子どもたちが書きます。
名付け親になることで、生き物を大切に育てる心も育まれていくのではないでしょうか。
まだまだ、コロナの続く世の中ですが、夏になったら立派に育ったカブトムシを昆虫館に見せにきてほしいですね。

少し時間が余ったので、特別にチョウの飼育についての授業も行いました。
エサのやり方、どんな葉っぱに卵を産むか、ジャコウアゲハの母虫やオオムラサキの幼虫にも登場してもらいました。
最後は昆虫館の前庭にある植樹を見ながら、実地での説明もしました。(か)

春の昆虫採集会 at 塚山

前々日時点の天気予報は降水確率60%だったため、中止かと思われた今年はじめての採集会。
待ちに待っていた皆の思いが通じたのか、前日に予報が大きく変わり、なんと降水確率10%に。

前夜の大雨でホコリが洗い流され、きれいな碧空が拡がりました。
目的地は、ミカドアゲハ以外の本土産アゲハチョウが全部観察できることで人気の場所。
この日も早起きのジャコウアゲハを皮切りに、多数の蝶が10組12名(+保護者)を迎えてくれました。

気温が上がりカラスアゲハ、オナガアゲハ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハが顔を見せ、最後に真打ちモンキアゲハが登場。
親子の歓声が響きわたりました。2時間後、お弁当タイムで集合したみんなのタッパーには数多くの採集品が収まっていました。

恒例のじゃんけんでスタッフ採集品を分けた後、流れ解散となりましたが、ナナフシを採りたい数名は残業。スタッフの案内でお目当てのサクラを目指しました。
初めのうちは「どこにいるの?」「見つからない」とボヤキ声でしたが、眼が馴れてくるにつれて「いた!」「ここにも!」に替わり、終わって見れば大漁の結果に。

昆虫館での展示にも十分な数が揃いました。いずれ桜餅の芳しい香りに満ちてくることでしょう。
今日のお見送り担当虫はキムネクマバチ(♂)でした。(N)

カブクワ飼育教室

4月11日(日)、今年2回目のカブクワ飼育教室ギラファノコギリクワガタ編を開催。参加者は11名(+保護者)でした。
カブクワ飼育教室は2年前から不定期に開催。いつも人気で満員御礼なのですが、このご時世により定員を縮小しています。
講師はいつも通り、カブクワ飼育マスターの佐藤さんにお願いしました。
題材は外国産クワガタの中でも人気の高い、ギラファノコギリクワガタ。大きいオスは120ミリくらいにもなります。

まずはオオクワガタやノコギリクワガタなど、国産クワガタの生態、採集時のコツや注意事項を聞きました。
それからギラファを含めた外国産クワガタの飼育方法と成長過程、それに応じた世話の仕方を写真を見ながら勉強。
参加者の子供たちも真剣に聞いていますが、保護者の大人たちも一生懸命にポイントをメモしていきます。
お話のあとは、それぞれに配られた飼育ボトルへのマットの詰め込み作業を自分たちでやってみました。

飼育ボトルの用意ができたら、いよいよ幼虫の掘り出しです。
産卵セットしていたケースをひっくり返すと、ギラファの幼虫たちが転がり出てきました。
同じ時期に産んだものでも、孵化時期や成長に差があるため、幼虫の大きさはさまざまです。
大きい幼虫をもらう子、成長過程を観察しようと小さい幼虫を選ぶ子がいましたが、皆に2頭ずつ行きわたりました。
さっそく、マットの中へ潜っていく様子を観察している子たちの表情はうれしさと期待でいっぱいのようでした。(こ)

初級標本教室 at エキラボ

3月28日(日)、緊急事態宣言が解除されて初めての標本教室を開催しました。
西日暮里駅「エキラボniri」での開催は昨年2月以来となりましたが、募集開始してすぐに定員に達しました。
直前に1組のキャンセルがあり、参加者は7組。ほとんどが小学校低学年で、珍しく全員男の子でした。

最初に標本の意味等々の話しがあり、いよいよスタートです。
話をよく聞く子、すぐに取り掛かろうとする子、個々の性格が出ます。
まず最初に翅に針を刺すのですが。これがなかなか難しい。硬いうえになかなか真っ直ぐに刺さらない。
スタッフや保護者の手を借りてなんとか針を刺す。次に脚を整えていく。左右同じ形にするのも難しい。
それでもなんとか1頭目を終わらせました。

休憩の後、2頭目に取り掛かります。1頭目よりは早くなったようです。
なかには親に任せきりの子もいたようでしたが、皆んななんとか仕上げてくれました。
これから本格的な採集シーズンになります。頑張って標本作ってくださいね。(お)

カブクワ飼育教室

3月21日(日)、今年はじめてのイベントとなる、ヘラクレスオオカブト飼育教室を開催。参加者9名(+保護者)。
非常事態宣言の解除が決まっていましたが、昆虫館は臨時休館を継続し、教室だけ実施することにしました。
また、人数は通常より少なくしたとはいえ、募集開始まもなく定員になりました。
さらに、当日は大雨と強風だったにも関わらず、30分以上早めに到着する家族が多く、皆さん楽しみにしていたのがうかがえました。

講師はいつもの佐藤さん。ヘラクレスオオカブトとその他の南米産のカブトムシについての話からスタート。
卵の産み方からはじまり、サナギになるまで、生育過程とその間の生態についての話。
マット替えのタイミングや容器の選び方、飼育環境など、飼うためのコツについても勉強しました。

各自2本の1400ml飼育ボトルにマットを詰める作業のあと、いよいよヘラクレスの幼虫の登場。
大きな飼育コンテナをひっくり返すと、ころころと幼虫たちが30頭くらい転がり出てきました。
2齢または3齢の幼虫、順番に好きな個体を選び、自分のボトルに入れたら、手を洗って一旦休憩。

最後に別のコンテナを開けてみると、バナナ大の幼虫と土の塊になった蛹室が出て、その大きさにびっくり。
この間、参加者の子供たちは皆じっと集中して話を聞き、保護者の方々は熱心にメモを取っていました。
メスは早いと1年半で成虫になるかもしれません。それまで大事に育ててくださいね!(こ)



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