活動報告

2015年の主な活動レポート

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屋敷森観察会 ~ 観察調査会 ~

日 時:12月1日(火)9:00~12:00
場 所:「千駄木ふれあいの杜」(文京区千駄木)
参加者:「千駄木の森を考える会」7名(内、生き物班:5名)
活動内容:植物班は園内の地図作りの作業、先月に続き、生き物班は蚊の仲間や蜂、ヤツデの花に集まる双翅目などを観察しました。園内の土のPh値を調べました。5カ所で測ってみましたが、だいたいPh5.2程度で考えていたより酸性の値が出ました。
(*「千駄木の森を考える会」は文京区と協定を結んで「千駄木ふれあいの杜」の管理保全を行っている区民管理団体で、当会のスタッフも会員として、園内の整備・保全、生態系などの観察・調査を行っています。)



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

屋敷森観察会 ~ 観察調査会 ~

日 時:11月11日(火)9:00~12:30
場 所:「千駄木ふれあいの杜」(文京区千駄木)
参加者:「千駄木の森を考える会」6名(内、生き物班:4名)
活動内容:雨で1週間順延した定例観察調査会です。植物班は園内の地図作りの作業、生き物班は蚊の仲間や蜂、ヤツデの花に集まる双翅目などを観察しました。園内の土壌動物のサンプリングを行いました。
(*「千駄木の森を考える会」は文京区と協定を結んで「千駄木ふれあいの杜」の管理保全を行っている区民管理団体で、当会のスタッフも会員として、園内の整備・保全、生態系などの観察・調査を行っています。)



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

出張昆虫教室「昆虫とあそぶ」 ~目黒区~

日 時:10月22日(木)9:00〜12:00
場 所:目黒区「若草幼稚園」
参加者:若草幼稚園 年中組・年長組の90余名(スタッフ:5名)
活動内容:各種バッタやカマキリ、クワガタや水生昆虫などを持ち込み、生き虫を見せたり、触ったりして虫とのふれあいを楽しんでもらいました。





《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

屋敷森観察会 ~ 観察調査会 ~

日 時:10月6日(火)9:00~12:30
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
活動内容:園内の植物の様子、鳥や昆虫、土壌動物などの観察・調査を行いました。



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

屋敷森観察会 ~ 観察調査会 ~

日 時:9月1日(火)9:00~11:20
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
参加者: 7名(内、生き物班:4名)
活動内容:小雨の降る中での観察調査会となりました。植物班は園内の地図作りの作業、生き物班は蚊の仲間や蜂などを観察しました。




《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

屋敷森観察会 ~ 観察調査会 ~

日 時:8月4日(火)9:00~12:00
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
参加者: 4名(内、生き物班:2名)
定例観察調査会を開催しました。



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

7月18日(土) 出張昆虫教室

夏休み初日の7月18日(土)、千葉県柏市花野井小学校PTA企画委員主催の『親子昆虫教室』の開催協力をしました。

児童14名と保護者15名、企画委員さん2名、総勢31名の皆さんが参加しました。

集合場所の近隣センターで、スタッフから捕虫網の種類や使い方についての説明や注意事項を聞いた後、近くの公園に向かいました。道中、ニイニイゼミの大合唱の応援に、子ども達の足も軽やかです。公園に到着すると、思い思いに観察や採集が始まりました。
さっそく出迎えてくれたのは、池の周りを飛び交う無数のトンボ達。ウチワヤンマなど大物を捕まえた子もいました。草むらでは、ショウリョウバッタやカマキリの幼生、アゲハの仲間やセセリチョウ、アカボシゴマダラ等の蝶が観察できました。

網を片手に茂みに入って大奮闘のお父さん、3匹ものノコギリクワガタを一度に見つけた女の子、キラキラのタマムシを見つけて誇らしげな男の子、そんなお子さんの活躍を写真に収めるお母さん達も大忙しでした。
近隣センターに戻り、捕まえた昆虫の観察をしながら絵に描いてみたり、スタッフに質問をしたりしました。捕まえてきたセミの鳴き声や、大きなオニヤンマを手に盛り上がる室内。まだまだ昆虫と触れ合っていたい気持ちを我慢して、今日の『親子昆虫教室』を終えました。


7月11日(土) 出張昆虫教室

昨年に引き続き、千葉県柏市 十余二小学校わくわく会主催の、「親子わくわく昆虫教室」の開催協力をしました。

参加者は小学生27名、未就学児8名、保護者26名(計61名)、スタッフ4名+ジュニア・スタッフ1名
(想定人数の倍以上の応募があり、やむなく抽選で人数を絞らざるを得ませんでした。抽選にもれた方には申し訳ありませんでした)
一週間前の週刊天気予報では雨でしたが、当選した参加者と企画者の願いがお天道様に通じて、当日の降水確率は0%になってしまいました!
前回とは趣向を変えて、フィールドに飛び出そう!ということで、今回は公園で昆虫採集!ということにしましたが、
まずは理科室に集合して、校長先生の挨拶や要領の説明をし、採集した昆虫のメモを書くための用紙を配って、隣接の公園へ出発しました。
公園に入ってすぐの草むらでさっそくバッタの採集大会がはじまってしまい、目的地に着くまでずいぶん時間がかかってしまいましたが、
本格的採集開始前に虫の採り方のコツを勉強します。

やっぱり、子供は自然、そして野生ですね。あらかじめ説明した採集の仕方など関係なし。
バッタなどは網なんか使わずに手づかみ。

トンボがなかなかつかまえられなくて、飛んでいるトンボに向かって指をぐるぐる回してみる子供たち。

子供そっちのけで夢中で網を振るパパの姿もあり、かなり上級者向けの虫を子供のために手づかみで採取するママもいました。
コシアキトンボ コウガイビル

採集を終え、集合写真をとって教室に戻りました。
集合写真

理科室に戻ってからも、つかまえた虫を観察しなおし、メモ用紙に特徴や形などを書き込む子供たちは真剣そのものです。

昆虫の名前や飼育する場合の説明を聞いて、予定の時間をかなりオーバーしましたが昆虫教室は無事終了しました。

今回のお見送り担当は・・ハラナガツチバチでした。 (こ)

※参加して頂いたお子様たちの感想文や写真もどんどんHPに載せますのでメールで送ってください!



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7月10日(金) ミニ昆虫教室 若草幼稚園(目黒区)

参加者  園児82名(年中22名、年長22名) 先生方5名 スタッフ4名

梅雨の晴れ間、朝9時に、園児たちの元気な声が響く若草幼稚園にお邪魔すると、翌日のバザーに向けて準備に忙しそうなお母様方も多数出入りしていて、アットホームな雰囲気の園は活気に満ちていました。
この日は、朝礼後の9時50分から年中さくら組の子供たち、その後10時30分から年長うめ組の子供たちを対象に、それぞれ30分ずつ2コマの出張ミニ昆虫教室を開催しました。
最初にアンリ・ファーブルについてと、千駄木のファーブル昆虫館、館長の奥本大三郎先生について簡単に説明した後、スタッフの紹介。園児たちからは「ファーブル昆虫記知ってる。読んだことあるよ。」という声も上がりました。
その後、紙芝居『ホタル君とカエルさん』(脚本 得田之久 絵 やましたこうへい 童心社)を上演しました。季節に合った題材の心温まるお話と絵に、「ホタルが蛹になるの知らなかった。」オタマジャクシとチビ君が向かい合う絵には「かわいい~。」などと歓声が上がり大好評でした。続いて昆虫何でも質問コーナーでは、大勢の園児たちが「はい!」「はい!」と積極的に手を上げる中、年中、年長とも其々数名の子どもたちの質問に、中嶋塾長、梅田先生らが、面白くかつ分かり易く回答。
「セミはなぜすぐに死んじゃうのですか。」「ほんとうにすぐ死ぬのかな。土の中にいる間もずっとセミだよ。」「幼虫を飼っていてチョウなった後はなにをたべさせたらいいの?」「飼ってなかったらチョウは何を餌にする?」活発なやり取りが交わされました。
最後は、皆が一番楽しみにしていた、生きた虫たちとの触れ合い、標本の観察の時間でした。それぞれが好きな所へ行って、ノコギリクワガタやシロオビアゲハの蛹などにスタッフの監視の下で触ってみたり、標本箱の中の珍しい虫を指さして「これ何て言うんですか。」と教室の中はとても賑やかになりました。昆虫物知り博士の中嶋先生、虫とり名人梅田先生、カブトムシ大好きな高橋先生は子供たちに大人気でもみくちゃ状態。楽しい時間はあっという間に過ぎて、まだまだ名残惜しそうな園児たちと次回10月開催予定「バッタと遊ぶ会」での再会を約束してお別れとなりました。

屋敷森観察会 ~地図作り&土壌動物調査~

日 時:3月3日(火)9:00~12:30
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
参加者: 7名
活動内容:屋敷森内の地図作り、土壌の様子、生き物の調査をしました。

観察日は、曇り空で気温も上がらず肌寒い中、園内の地図を作る班と生き物調査班に分かれて作業を実施。
昆虫相を調べるためスイーピング・ビーティングを行い、木の葉に着いているものや、飛翔しているものをサンプリング。
双翅目の仲間が確認できました。
2月は採土量が少なくて、種・数も少なかったので、反省点を考えて土壌動物の調査を実施。スノコを利用して、20cm角の深さ2cm、約800ccの中にいる土壌動物を調べました。

園内のコケが生き生きとしていたので、マクロ撮影してみました。あまり注目したことがありませんでしたが、いろいろな表情がありますね。

観察会終了後に、5名で昆虫館に移動し、サンプリングした土壌動物の選別作業を実施しました。


最後の写真はルリビタキ(中嶋さん撮影) (報告安達)

参加してくれた田中さんより報告
3/3 江村さんのご指導のもと屋式森で土壌動物の採集とふるい分けを行なった田中です。
ベルレーゼ装置(ツルグレン装置)の件ですが、『最初 イタリアのA・ベルレーゼが土壌から動物を取り出す方法を見出した。
彼は動物が土壌を乾燥させることで熱や乾燥の傾斜にそって土壌動物を土壌から取り出す方法を考案した。さらにA・ツルグレンは、簡便に電灯で土壌を 乾燥させ土壌動物を土から取り出す方法を考案した。』とありました。これは、『トビムシの住む森』武田 博清 著に紹介されていました。
いずれも同じと記されています。そして、この方法は、乾燥により移動ができなくなってしまう動物(センチュウなど)の取り出しに不向きであるためベールマン装置が考案されました。
オモシロイ世界です。



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第8回 屋敷森環境再生講座

日 時:2月18日(水)9:00~16:00
     雨、気温5℃、風力2.5~3
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
講 師:矢野氏(環境再生医)
参加者: 9名
2月18日は、雨や雪の時の観察も必要ということで雨天決行。1日中雨か雪、積雪の可能性もあるとの予報で、皆完全な防寒&防雨対策をして集合しました。

矢野氏の講座では「千駄木の森を考える会」で昨年まで行ってきた再生作業の検証と、それに伴うケアの仕方について丁寧に教えていただいきました。 昼食をはさんで作業実習(冬の間の枝葉の手入れや、気脈・水脈・保気・保水のための溝掘りやグランドカバー)を実施。4時まで行いました。
(安達)



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屋敷森観察会 ~ 環境検証Part2 ~

日 時:2月3日(火)9:00~12:00
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
参加者: 6名
活動内容:前回に引き続き、土壌の様子・草木の観察を行いました。

観察日は、風もなく快晴で、日の当たる場所では小さな虫などが活動していました。
昆虫相を調べるためスイーピングを行い、木の葉に着いているものや、飛翔しているものをサンプリング。キダニや小型のクサカゲロウ、1mmほどの甲虫など、この時期にしては多彩な生き物が観察できました。
剪定で出た太めの枝や倒木の下など、土の中にはいろいろな生き物がいて宝探しのようです。

土壌の動物を探す作業は、目のいい小・中学生の方が向いています(笑)。

拡大してみると今まで知らなかった生き物も出てきます。

一番右の写真は何だかわかりますか?
(安達)



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屋敷森観察会 ~ 環境検証 ~

日 時:1月13日(火)9:00~12:30
場 所:「千駄木ふれあいの杜」
参加者: 9名(内、生き物班:4名)
活動内容:昨年度より進めてきた環境再生作業の評価も兼ねて環境の検証作業を開始しました。
今後、毎月の定例観察会で指標の観察・記録を行っていきます。今回はその記念すべき第一回目となりました。

冬は指標となる動物が少ないため、生き物班は、園内数ヶ所の土壌動物の調査にターゲットを絞り、ハンドソーティングという方法で、落ち葉の下や土壌中の微小な動物の種類・数の調査を行いました。
観察された土壌動物:ムカデ、ワラジムシ(ムカデ類と共に成体~幼体まで園内各所で多数)、クモ類(カニグモ含む)、ヨコエビ、ダニ、トビムシの仲間、ミールワーム様の甲虫の幼虫、ミミズ、マイマイの仲間(ナミギセル?)、カッコウムシに似た仲間?、等(ほとんどが、0.5mm~5mmで、別途同定必要)


今回の調査では、5mm以上の成虫越冬の甲虫、秋口まで多かったオカダンゴムシの姿は数頭しか確認できませんでした。

屋敷森での調査終了後、昆虫館に移動し17時まで屋敷森環境を、主に昆虫相から検証していくための指標動物の選び方や調査・記録の方法の検討を行いました。(安達)



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

緑の回廊作り ~ 文京区内の緑の飛び地調査 ~

1月11日 小石川植物園 12:30~14:30
参加者:安達、近藤、下斗米、谷島、谷島(昂)、藤田さん(ゲスト参加)
文京区内の緑の飛び地の中でも大きな意味を持つ可能性が高い、小石川植物園の概況と昆虫相の調査をしました。
ゲスト参加の藤田さんは栃木県にあるNPO団体スノーラビット代表。東日本大震災の復興事業などをされている方で、自然体験塾の役員でもあり、下斗米さんの紹介で参加していただきました。
天気は晴れ、風おだやか、日差しが当たる場所の体感温度は15度くらいか。
入り口近くの林には、幹から樹液の出ているシラカシの木が何本かあった。いわゆる”カブト虫の匂い”がした。
根本の土はかなり固かったが、甲虫類の幼虫が潜っていそうな気配が濃厚。
園内中央部でオオカマキリの卵塊(やや小さめ)あり、石碑の表面に付着した土から脱落寸前の蛾のサナギあり(同定不能)。

さらに気温が上がったのか、どこからかクサカゲロウが飛んできて、シュロの木の幹にとまった。
枯れ枝の中で越冬中のハムシの仲間を観察。これはカミキリ虫の穿孔を間借りしていたのだが、さらに割ってみると穿孔した本人も出てきた。
それから、直径2メートルほどの切り株(中はほとんど空洞状態)の内側の土を少し掘ってみると、コメツキムシの仲間と思われる幼虫が数匹いた。

その他、ヤブランの株の根本で集団越冬中のカナヘビを観察。枯草の中からアオオサムシの死骸発見。

ムラサキシジミやウラギンシジミ、テントウムシなどの越冬個体は発見できず。ヤツデなどの花がないせいか、アブ類も観察できなかった。



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