活動報告

2014年の主な活動レポート

 2014年の活動報告です。  arrow2022年の活動報告  arrow2021年の活動報告  arrow2019年の活動報告  arrow2018年の活動報告  arrow2017年の活動報告  arrow2016年の活動報告  arrow2015年の活動報告

11月5日 「千駄木ふれあいの杜」 ~環境再生講座~

環境再生講座&環境再生作業 9:00~16:00 
講師:環境再生医 矢野氏
参加者:千駄木の森を考える会より14名。(内7名は、ファーブル会会員)
同日、文京区からの委託業者(藤田観光)による大スダジイの剪定作業あり。



大スダジイの剪定作業終了後、作業班を二手に分け、剪定枝を捌き、斜面上部の土留め作成・グランドカバーを行うグループと、土壌の気脈・水脈回復のための溝を掘るグループに分かれて、矢野氏のアドバイスを伺いながらの環境再生作業を行う。  ~16:00 文責:安達



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

10月10日 練馬第八小 校外理科授業(昆虫採集) 支援

9:00~10:15 参加者:梅田、光が丘公園事務所 大須賀さん

練馬第八小学校 三年二組(40名)の校外理科教室が開催され、昆虫採集の講師としてお手伝いしました。
園内のユリノキ地区の昆虫原っぱは、草刈りをせずキバナコスモスが咲いているので、次のようなチョウやハナムグリ類などが集まっていました。
ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ、モンキチョウ、コアオハナムグリ、アキアカネ、ハラビロカマキリ、チョウセンカマキリ、オンブバッタなど
採集経験がない子にも楽しんでもらえたようです。
教室では見られないほどみんな生き生きしていると先生にも喜んでもらえました。



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

10月7日 「千駄木ふれあいの杜」 ~自然観察会と風通し剪定・杭の補修~

10/7(火) 9:00~15:00 参加者:千駄木の森を考える会の河角会長、小川先生、秋山事務局長、郷野さん、(木村前会長)。
当会からは梅田・安達の2名参加。風通し整備作業と園内の抜けてしまった杭の打ち直しを行ないました。



《 この活動は三井物産環境基金の助成を受けております 》

9月27・28日 「千駄木ふれあいの杜」 〜環境再生作業と昆虫相調査~

9/27(土) 9:00~13:00 参加者:千駄木の森を考える会の郷野さん、当会からは梅田・安達・近藤・竹内の4名参加。9月15日に引き続き、風通し整備、土留め作業を行ないました。

9/28(日) 9:00~17:00 参加者:郷野さん、当会から2名で前日のやり残した作業を行ないました。


両日とも作業量が多く、昆虫を観察している時間が少なかったのですが、確認した昆虫・生物は、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ(多)、ビロードハマキ(ガ)[カエデ科、ブナ科、ヤマモモ科]、シモフリスズメ(幼)[ネズミモチについていた]、林床に多いのは、コオロギ類、ハサミムシ類、ゴミムシ類(多)。私の腕に飛んできたカメムシと朽ち木に群がっていたゴミムシは同定中(難)。園内でコゲラが木をつついているのですが、なかなか姿を見せてくれません。屋敷森の中にはヒキガエルも多数いるようで、毎回お会いします。


休憩中には、ご近所の方や見学に来られた方々から「スッキリしましたね〜」「明るくなりましたね〜」などの声をいただきました。

9月15日 「千駄木ふれあいの杜」 ~自然観察会&環境再生作業と昆虫相調査~

敬老の日 9:00~16:30 参加者:千駄木の森を考える会の河角会長・郷野さん、当会から3名 奥本先生にも作業を手伝っていただきました。
【作業内容】 先日の剪定作業ででた枝や葉などで入口近くの斜面のグランドカバー(養生)。また、葉や枝を細かく捌いたものを通路に撒き、乾燥防止。




【園内で観察できた昆虫の報告】

蜂類:コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、クロスズメバチ、キンケハラナガツチバチ他ツチバチの仲間、クロアナバチ?
枯れ葉の下、材(太目の枯れ枝)の下、土中にいた昆虫類。
センチコガネ2頭(内1頭は飛翔中)、ツチカメムシなどカメムシ類ゴミムシ類が数種(多)、コガネムシ類の幼虫、ハナムグリ類の幼虫、コオロギ類数種(多)、カネタタキ♂の幼生、コカマキリ♂、ハサミムシ類、ハネカクシ類、アリ類
セミの仲間
ツクツクボウシ、アブラゼミ(気温のためか、ほとんど鳴けない)
園内で飛翔していた蝶類
クロアゲハ、アオスジアゲハ、キチョウ、イチモンジセセリ、ヒカゲチョウなど
園内で確認したガの幼虫
キイロスズメ(ガ)幼虫(7.5mm位が2頭)、[ヤマイモ科]、トビイロトラガ[木蔦]、柵外でシモフリスズメ(ガ)が潰されていた。[サカキ・ネズミモチなど]
コカマキリ♂、ヒトスジシマカなど蚊の仲間、ハエ類・アブ類などやゴキブリも確認。
その他
クモ、アオズムカデ等ムカデ類、ワラジムシ、オカダンゴムシ、ヤスデの仲間も多く見られた。



9月13・14日 サントリー天然水の森丹沢〜 環境調査

サントリー天然水の森の環境調査のため、当会より9名が参加。
東丹沢にある、丹沢ホーム(国民宿舎)をベースに周辺の林道、河原などの調査と、ライトトラップを使用しての夜間観察等を実施。




詳細は、近々Up!します。

9月8日(月) 「千駄木ふれあいの杜」剪定作業と剪定枝捌き

「千駄木ふれあいの杜」剪定作業に立ち会いました。

屋敷杜から外へはみ出しているスダジイ、ネズミモチ、アカメガシワなどを剪定。


↓ 作業前の様子


↓ 終了後


入口付近がすっきりして、風通しもよくなりました。
剪定した枝葉は園内の土壌改善のために利用するため、ゴミは殆どでません。

(※ファーブル会の有志が「千駄木の森を考える会」に入会して協力しています。)
文京区HPより抜粋「千駄木ふれあいの杜」:「今も残る貴重な自然を残したい」という緑地所有者の考えと、「都市緑地法」(当時は「都市緑地保全法」)に基づく市民緑地制度の主旨が合致し、文京区がその自然環境や自然生態保全を図るとともに、区民が身近に自然と直接触れられることを可能にするために、平成13年10月に開設された市民緑地です。
ここは、武蔵野台地の東端に位置する、本郷台地と根津谷の間の斜面に残る崖線緑地として残っている貴重な緑であり、現在、山手線の内側で開設されている唯一の市民緑地となっています。
緑地に入るとまず目につくのは、中央の池跡に横たわる大きな倒木です。園路はその池跡に添うように一周し、さらにその奥に8の字状にもう一周するように設定されています。右手の斜面地にはスダジイやムクノキの大径木、シラカシ、イイギリなどの高木、さらにはヤマモミジ、ヒサカキ、サザンカなどの中木が生育していますが、植物の種類は決して多くはありません。しかし、渡り鳥を含め、ムクドリやヒヨドリ、オナガやシジュウカラなどの鳥類、その他昆虫類なども見られ、様々な生きものが生息することによって多様な自然生態系をつくりだしています。

9月2日(火) 「千駄木ふれあいの杜」自然観察会&環境再生作業

「千駄木ふれあいの杜」自然観察会&環境再生作業(千駄木の森を考える会)に参加してきました。



前回の作業後の経過と変化を観察しました。
【園内の昆虫類】
デング熱が世間を騒がせている中、園内にはヒトスジシマ蚊が多数。雨上がりで無風だからということでしょうか?・・・仕方がない
●セミ類:アブラ・ミンミン・ツクツク
●チョウ:ナミアゲハ・ジャコウアゲハ・クロアゲハ・ナガサキアゲハ・アオスジアゲハ(シロダモに卵あり)、 コミスジペア、イチモンジセセリ、ヤマトシジミ、アカメガシワで4cmほどの尺蛾の幼虫(ヨモギエダシャク?)
●甲虫:ゴミムシが数種・センチコガネ(飛んでいたのでWのみ)?・大型のゴミムシらしき1cmの鞘バネを確認・コオロギ類多数(同定が困難1cm前後)
●トンボ類:オオシオカラトンボ♂・シオカラトンボ(ペアリング中)・ウスバキトンボ(樹上に多)
●その他:キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・フタモンクモバチ・キンケハラナガツチバチ(多)

【作業内容】(千駄木の森を考える会の郷野さん報告より)
1.奥斜面左側に倒れた大スダジイの枯れ枝をさばき、グランドカバー・・・山崎・郷野・ファーブル会から2名の4人でやったのでお陰様で終了しました。
うず高く積まれていた枯れ枝がさばかれて斜面に刺されていくとある時点で風が抜け始めました。水脈の改善が進むといいですね。
2.全エリアの風通し剪定・・・風通しを阻んでいる下草・低木の刈り払い・剪定を行いました。
(以上郷野さんの報告より)
明るさが増して、風通しも少しずつ改善。虫・土壌・風・水・・・改めて狭い環境では人の手が必要だと実感しました。

8月5日(火) 「千駄木ふれあいの杜」自然観察会&環境再生作業

「千駄木ふれあいの杜」自然観察会&環境再生作業(千駄木の森を考える会)に参加してきました。


前回の作業後の経過と変化を観察しました。
園内の土壌に変化が見られ、落ち葉や枝の下にはミミズ・ヤスデ・オカダンゴムシなどの土壌の分解者の数が多く見られました。それに伴い通路を含めた土も柔らかく、土壌が改善されていることを実感しました。
また、昨年の同時期と比較すると園内全体のコオロギ類がたいへん多く、その変化にビックリしています。



植物にも好影響がみられ、樹木の樹皮や葉の状態も改善されてきているようです。
園内には大きなカラスザンショウやクスノキ科も多いためか、ナミアゲハ・カラスアゲハ(1♂)・クロアゲハ・アオスジアゲハなどが多くみられました。

7月30日(水) 環境再生講座・環境再生作業

「千駄木ふれあいの杜」環境再生講座(千駄木の森を考える会)に参加してきました。


講師:環境再生医 矢野智徳氏

屋敷杜内の土壌の改良・林内の通気生(気脈)、水の流れ(水脈)の確保・程よい日照などを考慮して整備をし、その変化を観察していくというものです。
当会から、園内にあるキイロスズメバチの巣に関する観察報告、ハチの生態・習性に関する説明。また、蜂との共生の可能性についてお話ししてきました。

7月12日(土) 出張昆虫教室

千葉県柏市 十余二小学校わくわく会主催の、「わくわく昆虫教室」の開催協力をしました。

参加者は子供37名、保護者18名(計55名)、スタッフ4名
昆虫塾メンバーの徳永さんがコーディネートし、十余二(とよふた)小学校の理科室をお借りして開催。
理科室が満員になるほど参加者でいっぱいになりました。

カリキュラムはアリの観察による昆虫のカラダの仕組みと子どもたちによる写生とモンシロチョウへのエサやり体験による昆虫とのふれあいでした。
講師は中嶋さん
生きたアリを虫メガネで観察しながらですから、教室内はワイワイガヤガヤ。中嶋先生も声を張り上げて説明していました。
しかしそんな中でも真剣にアリのスケッチをする子供たち、真剣にメモをとるパパやママたち。

アリのスケッチ、グランプリは3年生の三浦功太郎くん! 観察力、デッサン力ともに言うことなし!
(賞品もなしでゴメンね)

モンシロチョウへのエサやりは、上級生と下級生がペアでチャレンジしました。
(エサというのは、ティッシュペーパーにしみこませた、うす~い砂糖水です)
特別サポートスタッフのゆうた君がお手本を示します。

他の子たちもがんばっていました。どうですか、この子供たちの真剣なまなざし。

6グループに分かれての実習でしたが、なんと8匹も成功させた班もありました。
あっというまに予定の2時間がすぎてしまいましたが、大盛況、大成功だったのではないかと思います。
最後に校長先生や教頭先生らといっしょに記念撮影をしておしまいとなりました。


●参加者の声

<Hさん>
なかなか楽しい会でした。3年生の子供は、ちょうど授業で昆虫の勉強をしたところでしたし、蝶々に触れるのは初めてで、とても勉強になったようです。
主人も楽しんでいたようで「おもしろい」と言っていました。本当は子供だけで参加させようかと思っていましたが、家族で行って良かったです。ありがとうございました。
<Kさん>
とても楽しみに申し込みをした、わくわく教室でした。素晴らしい企画ありがとうございました。
参加者の多さにびっくり。素晴らしかった!もっと聞きたい!やってみたい!と思いました。
あそこまでさせて頂けるとは。スタッフの方々の雰囲気も素敵で。

~お子さん(3年生と未就学の弟さん)の感想~
 「アリの触角の位置がびっくりした。」
 「蝶のストローを伸ばすときに、出てくるのだけど、戻ってしまい、そこがアツかった。」
 「アリを捕まえて、飼ってみようかな。」

~お父さまの感想~
 聞かせる話をする、面白い、アリは面白いなあ。
 ダメなことは、ピシッと禁じて、さすがだな~と感心、生き物を大切にするという昆虫観察に対する真剣な思いを感じた。
 講師のかたのお話に、次々質問したくなって、好奇心がイキイキしました。
 蝶に触るのが初めてで、消極的だった子も、次第に積極的に、文字どおり汗だくで取り組んでいた姿が印象的でした。
 下の子が6年生のお兄さんとコンビを組んで、すごく長時間ストロー伸ばしに挑戦させてもらい、ついに成功!
 飲まなかったそうですが、達成感を感じたようです。
 ありがとうございました。無理なんじゃ?と思ってたのですが、おかげさまで、ちょっと出来ない体験をさせて頂きました。
<Iさん>
先日は、わくわく昆虫教室に参加させて頂き、どうもありがとうございました。
我が家のこどもたちは虫採りが大好きで、休日は汗だくになりながら、近所の公園によく虫(蝶)採りに行っています。
いま、家ではカブトムシを飼育中で、昨日も蝶を4匹も捕まえてきて、図鑑で調べて、バイバイしていました。
蝶に砂糖水を吸わせる体験は、親子とも初めてで、小4でも結構手こずっていました。
でもこどもたちはすごく興味を持っていました!力の加減がよくわからず、一匹の蝶の触角を切ってしまったのですが、残酷なことをした・・、と息子はあとですごく悔んでいました。
人数や時間の関係で難しいのかもしれませんが、実際に近隣の公園で虫を採って、じっくり観察するなどの内容も盛り込めたらいいなあと感じました。
ファーブル館にも機会がありましたら、ぜひ行ってみたいと思っています。
<Oさん>
昆虫教室では楽しませていただきました。 ウチの子供たちは、あまり昆虫に興味が無いのですが、少しでも触れ合ってもらいたいなと思って連れて行きました。
前半のアリの話は、親は面白かったのですが、子供たちにとっては退屈だったようで、席が一番遠いのもありほとんど話を聞いていない様子でした。大変失礼いたしました。
後半のチョウにエサを与えるのには興味を持ったようで、どのお子さんも大はしゃぎでしたね。
実際に触れたり、自分の知らない昆虫に出会ったりすると刺激を受けるようなので、屋外での観察会などでも楽しそうだなと思います。

参加して頂いたお子様たちの感想文や写真もどんどんHPに載せますのでメールで送って下さい!

6月30日(月) 東京都の教職員研修への協力

東京都教職員研修センターが行っている「専門性向上研修」のなかの「小学校理科IB自然観察を楽しもう!」の第1回が、6月30日13:30~17:00に開催 され、その運営を当会が担当させて頂きました。

虫の観察や扱い方の専門技法を研修していただくために、昨年秋から、教職員研修センターと打ち合わせを重ねて、本年度の研修に組み込んでいただいたものです。
当日は、練馬区の光ヶ丘公園の施設をお借りして、昆虫を通じた自然観察の仕方や昆虫の扱い方・採集・飼育などの実際を体験していただきました。

6月3日(火) 千駄木ふれあいの杜 自然観察会&環境再生作業

今年の大雪で倒れた樹の枝などの片付け、それらの枝や葉を利用した土留めづくりの作業をしました。
(当会から6名参加)



スカラベのアイコン

入会のご案内

日本アンリ・ファーブル会へのご入会および年会費等について
arrow詳細はこちら

昆虫塾のご案内

昆虫塾はファーブル会員の同好会です
ファーブル会に入会すればメンバーになれます
arrow詳細はこちら

スタッフ募集

あなたも「虫の詩人の館」の仲間になりませんか?
ボランティア・スタッフを随時募集しています
arrow詳細はこちら