昆虫塾 バックナンバー 2020

過去の昆虫塾イベント記録

 2020年の昆虫塾活動報告です。  arrow2024年のレポート  arrow2023年のレポート  arrow2022年の活動報告  arrow2021年の活動報告  arrow2019年の活動報告  arrow2018年の活動報告  arrow2017年の活動報告  arrow2016年の活動報告  arrow2015年の活動報告  arrow2014年の活動報告

昆虫塾 オサ部 部活デー

12月20日(日)、オサムシ倶楽部(オサ部)のオサホリ実習会を開催しました。
オサホリは大勢では開催できないため、厳選なる抽選の結果、3家族(7名)が参加することに。
当日の房総半島はとても良く晴れて、12月下旬とは思えない暖かさ。
集合場所からポイントまで30分ほどかけて移動し山の中へ突入。
林内は陽射しがあまりなく、少しひんやりしていましたが、参加者は意気揚々と細い林道を歩いていきました。
ちなみに今回は本命はアオオサムシで3ポイント、他のオサムシは2ポイント、ゴミムシ類は1ポイントにすることに。
ポイントについたら掘る場所の選び方、道具の使い方、掘り方、気を付けることを講義してさっそく試掘開始。
するとさっそく何か掘り当てたようです。しかも複数。ミイデラゴミムシの集団越冬でした。
しばらく掘っていると、前胸が金属のようにつやつやと光る、美麗なスジアオゴミムシも出てきました。

しばらく試掘しましたが、本命が出ないので移動。今度はさらにコンディションが良さそうな崖を見つけました。
最初に出たのは、スジアオゴミムシに続いて、これもまた美麗種のルイスオオオゴミムシ。
そしてついに、本命を掘り当てたのは、なんと付き添いのはずのパパでした。
さらに、本命ではありませんが、オサ部長もここでは掘り出したことのないルイスオサムシを出した子も。

その後、続々と本命のアオオサムシを掘り出し、なんと全員合計で10頭になりました。
それと、なかなか見られない、ハンミョウの越冬集団を見つけた子も。(しかも2集団)
オサムシ、ゴミムシの他に出てきたのは、カマドウマ、セミの幼虫、ザトウムシ、シュレーゲルアオガエルなど。
超ビッグなニホントカゲの成体を発掘してしまったパパはまんざらでもない表情でした。

オサ部訓の一つは「ボウズがこわくてオサホリができるか!」ですが、意外な大漁の部活になりました。
みんなまだまだ掘りたそうでしたが、むやみに土を崩すと大事な生息環境が破壊されてしまいます。
でも、オサ部活の一番大変なのはポイント探しです!みなさんこれから春まで自主練に励んでくださいね!
参加メンバーの感想や詳しいレポートは、また塾ニュースにも投稿されると思いますのでお楽しみに。(こ)

成果発表会 2020

11月15日、2020年の成果発表会を催しました。 7家族9名の参加者がありました。
トップバッターはゴキブリラブのお話とオリジナルの昆虫折り紙を発表。
次は近所の公園から山形へ遠征した際の採集品まで、チョウ、トンボ、クワガタなどの標本の紹介。
創意工夫展で賞を頂いたモモスズメの幼虫の糞でお香作りに挑戦した女の子の研究。
虫の話ではありませんが、川とつながっていない池で複数のウナギを採集したという報告もありました。

ジャコウアゲハの飼育・観察の発表とそれがきっかけとなって食草の保存活動をはじめたというお話。
カブトムシの飼育・観察研究では外国産のカブトムシとの比較や温度との関係を調べていました。
カマキリの生態観察をした子は生息環境と体色の変化を報告してくれました。
オオラサキの飼育の発表では、なぜか羽化したのはアカボシゴマダラだったとのことで、理由をみんなで考えました。
そして最後は、採集したチョウ、トンボ、ナナフシ、糞虫など、色々な昆虫の絵を見せてくれました。

スタッフの自慢の品の紹介のあと、参加賞のおみやげを受け取って発表会終了となりましたが、もう来年の発表を考えている子もいるようでした。詳しいレポートは塾ニュースに掲載する予定ですのでお楽しみに。(う)

秋の昆虫採集会

9月21日、トンボ採集会の開催地で、まだいろいろ昆虫が採れるではないか!と急きょ塾採集会を開催しました。
参加者は9組20名(内こども10名)、スタッフは6名。
塾の採集会とあって、学齢に達しない子も参加OK。おまけに大半が顔見知りとあって、和気あいあいと足取りも軽く目的地を目指しました。

公園はセミの声が遠のき、かわりに おびただしいバッタの群れやすっかり老熟して秋の装いとなったトンボたちが皆を迎えてくれました。
初参加の頃は低学年だった子が高学年になり、ネット捌きも一段と上達し、いきなりギンヤンマをしとめました。

逆にスタッフはトンボたちにからかわれてばかり。おつながりで飛んできたギンヤンマはさすがに網は振りません。
ショウジョウトンボやハグロトンボもいました。小さい子はイトトンボやイモムシをつかまえていました。
夏の採集会ではたくさんいたカマキリがどういう訳かなかなか見つかりませんでしたが、カマキリ好きの子たちはちゃんと、コカマキリやハラビロカマキリ、それからチョウセンカマキリにオオカマキリも見つけていました。

原っぱにはバッタやコオロギが大勢いて、「ここはバッタ王国だ!」と叫びながらクビキリギスを手で摑まえる子。
エンマコオロギのオスを捕まえてスタッフに進呈する子。いつもの採集会より相当ハイレベルな展開も見られました。

いったん集合して隣の自然公園に向かい、ヤナギのご神木でクワガタ探しをしたり、草むらでカマキリ探しをしたり。
スタッフはモモスズメやセスジスズメの幼虫も見つけました。
お昼を食べた後は恒例のじゃんけんタイム。スタッフ採集の獲物を分け合い、みんな満足顔でした。

スタッフが早出をして仕掛けたトラップを回収しながら公園を後にしましたが、残念ながら収獲はありませんでした。
それでも「道すがらのパン屋さんで焼き立てのパンを食べました」とそれなりの楽しい帰り道だったようです。(N)


本日のお見送り担当は、エンマコオロギ(♀)とショウリョウバッタ(♂)でした。

昆虫塾 オサ部 部活デー

1月4日(土)、オサムシ倶楽部(オサ部)の賀詞交換会と座学を開催しました。
新入部員の6組14名が参加。
みんな元日の「昆虫すごいぜ!」を見てきたようですが、肝心のオサホリのところが短くて不満だった様子。
それを補足すべく、オサコン部長からオサホリの装備と各用具の紹介と使い方や持ち運び方の注意点の説明。
そのあと新年の挨拶がてら全員順番に自己紹介をしました。
みんなオサ部への意気込みが感じられましたが、どんなオサムシが好きなのかはまだ決まっていないようでした。
今回はランチミーティング形式で、それぞれ持ち寄った料理やお菓子を食べながら座学は続きます。
(パティシエ・おしさんのクレープもふるまわれました)
フィールドの探し方、適したポイントの見極め方、掘るときのコツや注意点など、ワイワイとオサ談義。
カマキリ先生がくさいくさいと言っていたアオゴミムシの匂いをかぐのに挑戦したところ、面白い結果になりました。
”くさい!”という子、”あまり匂わない”という子、そしてなんと”いい匂い!”という子に分かれました。
(いい匂いと感じるのはオサホリストの素質あり?)
あっという間に2時間たって、最後に採れたてのオサムシを希望者に配付して部活を終了しました。

オサ部は体育会系です!みんな自主トレがんばってくださいね!(こ)


参加して頂いたお子様たちの感想文や写真もどんどんHPに載せますのでメールで送って下さい!



スカラベのアイコン

入会のご案内

日本アンリ・ファーブル会へのご入会および年会費等について
arrow詳細はこちら

昆虫塾のご案内

昆虫塾はファーブル会員の同好会です
ファーブル会に入会すればメンバーになれます
arrow詳細はこちら

スタッフ募集

あなたも「虫の詩人の館」の仲間になりませんか?
ボランティア・スタッフを随時募集しています
arrow詳細はこちら