昆虫塾 バックナンバー 2019

過去の昆虫塾イベント記録

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クリスマス子供会

12月8日(日)、千二会館にて、今年も昆虫塾のクリスマス子ども会が開かれました。
今回はいつもと違って日曜日の開催。朝からスタッフは買い出しや会場準備に大わらわ。
早めに来てくれた方も大勢いて、みんなで準備を進められたおかげで定刻にスタートできました。
今年は、昨年より更に10名ほど増えて過去最高の参加人数、会場は開始早々熱気に包まれていました。

参加者の方々も料理や果物やお菓子やお酒などを持ち寄ってくださりテーブルに乗せ切れないほど。
中嶋塾長の挨拶のあと、奥本館長の乾杯で虫パーティーは始まりました。

顔なじみのファミリー同士、逆にはじめて会う方同士、そして塾で仲良くなった子供たち同士。
いい機会なのでスタッフを質問攻めにするパパやママ。それぞれ虫談義に花が咲いていきます。

テーブル一杯に並べられたお料理は、あっという間にみんなのお腹の中に消えて、いよいよお待ちかねのビンゴタイム。
景品は、大人も羨む海外の蝶、甲虫、カマキリなどの標本や、生きたタガメ、昆虫関連の書籍、小物まで、実に豪華!

早々にビンゴになり、狙ったものを見事ゲットできた子、リーチを幾つも作りながら、なかなかビンゴにならない子も。
それでも最後にはダブルチャンスのスタッフ賞で思わぬ収穫も有り、最後まで賑やかなビンゴ大会となりました。

後日、参加した皆さまから、たくさんの嬉しいご連絡を頂きました。ありがとうございます!
また来年も、たくさんの虫イベントでご一緒できることを楽しみにしております。(さ・こ)

※ 参加者からいただいたコメントの一部をいくつか紹介します。
 子供は数週間前からクリスマス会を楽しみにしており、それを楽しみに宿題などをしておりました。
 オニヤンマ、オオムラサキの標本、センチコガネの成虫をいただき、昨日は抱っこして寝そうな勢いでした。
 娘はカブトムシカラーのドレスで、昆虫パーティをとても楽しんでいました。
 いただいたオオミズアオを早速覚え、このパステルカラーの水色がきれいで可愛いとずっとケース越しに頬擦りしていました。
 昆虫塾の一大イベント、お疲れさまでした。
 終わった後お料理を頂き、自宅でマッシュポテトのボールを食べた息子が、旨い旨いと頬張って完食しておりました。
 息子は焼そばが特に美味しかった事とビンゴで頂戴した柿澤先生の本が余程、嬉しかった様です。
 1ページづつ大切そうに読み進めております。早速、山菜についても興味を持ったようです。
 息子にとってクリスマス会のビンゴで当たれば大好きな虫の標本が手に入る!
 この夢のような世界が、、、彼の中でどう映ったのかはもう少し大きくなってからしか分かりませんが、
 きっと!今まで行ってきた、どのクリスマス会よりも幸せなものであり、一生忘れられないものとなったと思います。
 息子は、初めて会った塾生の子たちとマニアックな虫談義ができ、とてもうれしかったようです。
 ビンゴやスタッフ賞でいただいた標本、生き虫をとても大切に持ち帰り、帰ってから何度もみて楽しんでおりました。
 触角まで綺麗な標本、裏展翅の標本、小さなシジミチョウ標本を見て、こう作りたいと思うなど、たくさん学びました。
 塾メールでやりとりはしていても、名前と顔が一致しないでいた方とお会いでき、お近づきになれたのも良かったです。

部活デー Vol.2

昆虫塾精鋭による今年の成果の報告会(&自慢大会)が11月17日に開催されました。
今回はスタッフを含め、10名から口答発表があり、その他標本を見せあったりしながら楽しいひとときを過ごしました。
それでは、緊張しながら一生懸命発表をしていただいた皆さんの発表内容を簡単にご紹介します。
まずはスタッフを代表して、得津さんが参加された南米ペルーツアーの話が披露されました。
南米で採集出来ることに胸弾ませて現地空港に到着した得津さんを待っていたのは、なんと荷物の紛失でした。
生活用品や、何より大事なネットが入っているトランクが行方不明になったのです。
それでもなんとかネットを借り集め、モルフォの1種の最盛期にも当たり、それ相当の成果を上げられたとのことでした。

塾生のトップバッターは高橋虎嗣君(小5)の、ダンゴムシの交替制転換反応についての研究発表です。
自作の迷路を使い、ダンゴムシのジグザグの動きを観察し、左右に移動した回数をオス、メスに分けて調査しました。
はっきりした傾向はつかめなかったけれど、全ての個体が左から曲がったことが確認出来たとのことでした。
ぜひまたチャレンジしてね!
次は壮大なプランクトンの研究成果を熱弁してくれた柳沢秀伍君です。
タガメはきれいな水にしか棲めないことから、その水にはどんなプランクトンがいるのか知りたくて始めた研究だとか。
長野県の3か所(宮淵川、おじいちゃんの水田、千曲川)の水質と住んでいるプランクトンの種類を調べました。
結果は以下の通りです。
・宮淵川: きれいな川で、COD(*1)が低く、プランクトンの種類、数が一番多かった。
・水田: CODが低く、pHは中性。植物プランクトンが多かった。
・千曲川: CODが高く、pHはアルカリ性。プランクトンの数が少なく、富栄養状態で汚れていると思われた。
*1 COD(化学的酸素要求量、水中の有機物が多く、汚れている事を現す指標)
本当は莫大なデータを模造紙にまとめていたのですが、皆さんにお見せ出来ないのが残念です。
なお、この研究は「夢の島熱帯植物館」の第16回子どもしぜん科学大賞で最優秀賞を受賞したそうです。おめでとう!
次は柳沼悠君(小2)の発表です。
夏休みの自由研究の標本を学校に持って行ったところ、友達から「土に返さないのはかわいそう」と言われたとのこと。
それを聞いて柳沼君は標本を作る意味をもう一度考えてみたそうです。
ファーブル会で学んだことや、思い出の虫を標本にして残すことの大切さを思い出し、これからも標本を大事にしたいとのことです。
皆さんも忘れないでね!
(柳沼君はインセクトフェアのくじで、なんとキプリスモルフォを当てたとのことです。よかったね!)
山田健太郎君(小2)からは、カイコの糸からうちわを作ったことを発表してくれました。
きっかけはお姉さんのカイコの自由研究でした。
昆虫塾でもらったカイコが卵を産んだが、防疫の関係で一般の人は育てられないので、横浜のシルク博物館で育てられるカイコの卵をもらい、繭を作る時に糸を枠に絡め取ってうちわを作ったとのことです。
この研究で学校の代表になり、区の賞を頂いたとのことです。おめでとう!

伊藤奏音君(小3)は今年採った虫の標本を持ってきてくれました。
ルリボシカミキリを穴山で採ったことが大変うれしかったそうです。来年も頑張ろう!
綱島悠太君(小4)は東京23区で採集した昆虫の標本を見せてくれました。
大田区では、ノコギリカミキリ、トラフカミキリ、小型のゲンゴロウ(その後いなくなってしまったとのこと。残念)、渋谷でヒゲコメツキを採集したとのこと。
八王子の採集会で採ったオオムラサキ幼虫を飼育した標本も見せてくれました。今後も都内の昆虫の観察頑張ってね!
片山陽君(小1)は夏休みに近所の二子玉川とお父さんの故郷北海道江別市で観察した虫をノートにまとめてくれました。
北海道で採ったキアゲハが大好きとのこと。来年もいい虫と出会えるといいね!
江口謙基君(小1)はバッタの標本作り挑戦のお話。
バッタをそのまま標本にしたところ、カビが生えてしまい、やっぱり内蔵を抜かないとダメだと思ったそうです。
また、乾燥中は箱に入れないとハエが卵を産んでしまうので注意とのこと。
皆さんも気をつけましょう!これからも色々自分で工夫して標本作りがんばってね!
最後は瀬沼昊太郎君(小4)の小さいカブトムシ、大きいカブトムシのお話。
カブトムシの大型の個体と佐賀で採った小さな小さな個体の標本を見せてくれました。
同じ種類でもこんなに大きさが違ってくるんですね。
東京都産のクロカナブンも見せてくれました。ぜひ他の虫でも色々調べてみてください。期待してます!

発表の後はおやつを食べて一休み。皆さんお疲れ様でした。
バックアップしてくれたお父さん、お母さんありがとうございました。
虫のシーズンはほぼ終了ですが、来年に向けてまた新たに研究の構想を練ったり、採集・観察の予定を考えたりするのも楽しいものです。
来年も開催予定ですので、多くの皆さんから楽しい話や、びっくりする話を聞けることを期待しています。(し)

部活デー Vol.1

5月3日(祝)、2019年度の第1回「部活デー」を開催しました。
まずは質問/相談コーナー、それぞれ持ち寄った質問の回答をみんなで聞きました。
トンボの標本作りのコツ、ヒラタクワガタの種類、モンシロチョウやカブトムシの居場所などなど。

次はチョウへのエサやりの仕方。生きたオオゴマダラに砂糖水をあげてみました。
チョウの飼育の仕方のあとは、洗濯ネットを利用したチョウの飼育ネットの作成の仕方も習いました。

後半はカイコの飼育教室。クワの葉をむしゃむしゃ食べるカイコの幼虫たちに目をみはる参加者たち。
マユから糸をとる体験もしました。とった糸をブレスレットにしていた女の子もいました。

3時間くらい勉強や体験をしましたが、子供たちと親たちの昆虫に対する興味と熱の高さで終始盛り上がりました。
思いのほかたくさんの塾生たちが集まり、スタッフもおおわらわでしたが、有意義な部活になったのではと思います。(こ)

昆虫塾 総会&懇親会

3月9日(土)、2018年度の活動報告と2019年度の計画説明のための昆虫塾総会を開催しました。
いつも会場がごった返すので、今回は定員を少ししぼりましたが、それでも皆さん総会から参加して大賑わい。

報告と計画の説明は滞りなくおわり、皆さんお待ちかねの懇親会がさっそくはじまりました。
いつものように立食パーティー形式でしたが、今回は少しスペースにゆとりがあったと思います。

標本、カブ・クワの幼虫、生き虫など、並べられた豪華景品の数々をみんな真剣に品定め。

ビンゴ大会がはじまると、会場の空気は一変。早くビンゴにならないかなという願いが熱気になります。

お目当ての景品を手に入れると、子供も大人も関係なく皆さん満面の笑顔。

そうでなくてもハズレのような景品はないので、どれにしようか悩んだ人もいたのではないでしょうか。

全員ビンゴになったあとも、さらにスタッフ賞の抽選会。それぞれスタッフの趣向がでた景品ばかりでした。

さぁ、これからはいよいよ昆虫シーズンの開幕です。今度はフィールドで生きた虫を観察・採集しよう!(こ)


参加して頂いたお子様たちの感想文や写真もどんどんHPに載せますのでメールで送って下さい!



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