イベントレポート

秋型アゲハ採集会 (安針塚)

イベントレポート

9月21日(日)、横須賀市塚山公園で昆虫観察・採集会を開催しました。
11組24名が参加しました。(アテンドスタッフは7名)
曇っていたことで猛暑ではなくなったものの、気温が低過ぎるとチョウたちが出てくるかシンパイ。
公園まで続く長い坂道を登ると、汗をかくほどでしたが、高台にある公園は気持ちよい風が吹いていました。
開始前の説明会をした広場の中空には多数のウスバキトンボがふわふわと浮いています。

地面の草の上にはショウリョウバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキなどのバッタたちが大勢。
まずは目に付いたバッタたちを追いかける子と、それには脇目を振らずにチョウを探しに行く子。

ナミアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハはちらちらと見られますが、他のアゲハたちの姿がない。
園内にあるいくつかの丘の頂上に行ってみましたが、やはりいつになく(チョウに限らず)虫が少ない。
それでも何種かのアゲハは採れ、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハなど、アゲハ以外のチョウも採れました。
お昼近くになるとモンキアゲハやナガサキアゲハの姿も見られました。

クルマバッタ、ショウリョウバッタなど、バッタを虫カゴいっぱい採った子も。
一旦集合してみんなでお昼を食べたあとは自由解散。
でもほとんどの家族(子供たち)は残って虫探しをしていました。

この日出色だったのはスタッフの一人が採集したイシガケチョウ。
本来は南方系のチョウで、一昔前まで国内では南西諸島にしか分布していなかったはずなのに・・
ここ数年で急激に太平洋沿岸を東へと分布拡大し、とうとう関東まで来てしまいした。(こ)

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