イベントレポート

春の昆虫観察・採集会

イベントレポート

5月18日(日)、奥多摩の軍畑周辺で昆虫観察・採集会を開催しました。
15組35名が参加しました。(アテンドスタッフは5名)
朝9時半に駅前に集合して受付・事前説明をしたら隊列をなして山へ向かって進軍開始。
しばらく進むと川沿いの道に入りました。
道路から見下ろすその川辺にはカワトンボたちが。

ニホンカワトンボは道路まで舞い上がってくることもあり、採集した子供も何人かいました。

あいにく陽射しがほとんどなくてチョウチョの姿があまり見られなかったのですが道々探虫していきます。
1時間ほどの道すがら、甲虫類は何種類か観察できました。

少し陽射しがでるとアゲハたちも登場。

目的地があるわけではなく、道路の終点まで辿り着いたところでお昼休憩。
数キロ歩いてきたのに、道端でめいめいお弁当を広げるファミリーたちはくたびれた様子もなく。
周囲を探虫すると、座ってる参加者の後ろの葉の上に。

まだお昼を食べ終わっていない方もいたので皆から離れ、奥の民家へと続く坂道を登ってみました。
坂道は日陰で前日の雨で一部路面がぬれていました。
100メートルほど進むと景色が開けて、谷の向こうが見えた・・と思ったとき、足元にオオゾウムシが。

お昼を食べ終わったところで一旦解散となりましたが、ほとんどの家族は延長戦に突入。
終点からさらに奥の林道へ入ってみました。

帰路につく前にそれぞれ成果を見せ合い、持ち帰らない虫はリリース。
さあ、復路の行軍スタートです。

帰り道の途中、広くはないものの伐開地がありました。
周辺の環境からして、これはあいつがいるかもしれないと勇んで突入。
参加者たちもこぞって探虫開始。あちこちにシカ糞が落ちていたので、周辺を丹念に探ると・・いました。

最初は木の棒で糞のまわりをツンツンしていた子も、その内素手で土ごと掘り返しはじめました。
一人で数頭採集した子もいたようです。
カワトンボゾーンまで下ってくると、往路でははるか眼下の川辺にいたトンボたちが再登場。

なんとか川辺まで降りられる場所だったので、いざ勝負。
一人で参加していた中学生の男の子がみごとにネットイン。
道路まで上がってきたところでグータッチして大団円ととなりました。(こ)

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