イベント開催報告
2022年 昆虫観察&採集会・標本教室・昆虫飼育教室
2022年の活動報告です。
2025年の活動報告
2024年の活動報告
2023年の活動報告
2021年の活動報告
2020年の活動報告
2019年の活動報告
2018年の活動報告
2017年の活動報告
2016年の活動報告
2015年の活動報告
2014年の活動報告
2013年の活動報告
2012年の活動報告
2011年の活動報告
初級標本教室 at エキラボ
12月25日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は9名(保護者含め18名)、スタッは4名で実施しました。
年長さんから小3まで、今回はめずらしく全員男子でした。
いつもは一頭目はみんな同じ種のクワガタを使うのですが、今回は特別に2種から選べました。
どちらもインドネシア産ですが、スマトラヒラタとダイオウヒラタ。
人気は二分しましたが、二頭目に選んだ甲虫はコーカサスオオカブトに人気が集まりました。
いつものように昆虫標本とは何か。どういう目的で作るのかなどの説明のあとさっそく実践。
標本を作成したことのない参加者がほとんどでしたが、針を使うことに誰も怖がらず。
でも固い甲虫の背中に標本針を刺すのは大変なので、パパやママの手伝いが必要。
とにかく全員疲れた様子もなく、二頭の標本を時間内に完成させました。
標本ラベルも書いて、持ち帰り用のケースに入れるまで約2時間。
熱心に質問するお母さん、しっかりメモをとるお父さん。集中していたのは子供たちだけではありませんでした。
今度は自分で採集した虫を使って標本を作ってみてくださいね。(こ)
初級標本教室
12月18日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者11組、スタッフ4名で実施。
年長さんが5名、だんだん参加者の年齢が低くなっているようです。
最初に標本を作ることの意味などの説明がありいよいよ標本作りです。
1頭目はクワガタに挑戦です。
前翅が硬くてなかなか針が刺さりませんがスタッフの力を借りてなんとか完成。
2頭目は3人が蝶に挑戦してくれました。クワガタとは勝手が違って苦戦しましたがなんとか完成。
クワガタ組は1頭目よりは速くなったようでした。皆さん、家に帰ったら是非、練習してくださいね。(お)
初級標本教室 at エキラボ
11月27日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は9名(保護者含め18名)、スタッは4名で実施しました。
年長さんから小3まで、女の子が1名、兄弟で参加が1組いました。
1頭目はインドネシア産の大きなクワガタ。スマトラヒラタクワガタ。
こんな虫の標本を作成したのは皆はじめてのようで、昆虫針を刺すのも大変。
それでも保護者の助けを借りて、まっすぐに刺すことができました。
2頭目はそれぞれが自分で選んだ昆虫にとりかかりました。
1頭目よりもさらに大きなギラファノコギリクワガタやコーカサスオオカブトを選んだ子も。
甲虫の標本の基本的な作り方はわかったと思うので、次は自ら採集した虫の標本を作ってみてください。
持って帰ってから、もう一度確認して、形が変わっていたらなおすことも必要です。(こ)
初級標本教室
11月13日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者12組(受講者12名、保護者12名)、スタッフ3名で実施。
今回は久しぶりに教室いっぱいの12名の受講者で実施しました。蝶の展翅を行ったのは4名でした。
1頭目の標本作成の練習は、スマトラ産ヒラタクワガタを用意しました。
最初の説明のあと、足を動かすなどの準備。昆虫針を刺すなどの作業は少し手助けが必要でした。
休憩をはさみ、甲虫組の2頭目は、アトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタなどから各自が選んだ虫を使用して最初の説明の通りに作業を行い仕上げていきました。
蝶の展翅は、材料として石垣島産のスジグロカバマダラを使って説明と展翅作業を行い、こちらも順調に進みました。
追加の展翅を全員が希望して、2頭目にツマムラサキマダラの展翅を行いました。
終わった後も、まだ標本作成をやりたそうな参加者や、次の教室の予定を気にしていたりで、また標本教室へ参加し、別の標本作りを体験されることを期待します。(ま)
初級標本教室 at エキラボ
10月23日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者の年齢は年長さんから小学5年生まで計9名、保護者10名、スタッフ3名でした。
エキラボでの標本教室は甲虫2頭の標本作成で、1頭目の甲虫として用意したのはスマトラ産ヒラタクワガタです。
2頭目に用意した甲虫はアトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、ジャワのダイオウヒラタ、パリーフタマタクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、ルデキンツヤクワガタ、クワガタモドキで、この中から、標本にしたい虫を選んでもらいます。
標本についての説明の後、実際の作業に入り、手順毎に説明を聞き、スタッフと保護者の協力で標本を仕上げていきます。
休憩の後、2頭目は1頭目の手順を思い出しながらの作業なので順調に進み、皆さん2頭の標本を完成させました。
終わった後、ファーブル館を訪れ、展示されている標本や生き虫を楽しんでいた参加者もいたようです。(ま)
初級標本教室
10月9日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者10組(受講者10名、保護者10名)、スタッフ3名で実施。
1頭目の甲虫としてスマトラ産ヒラタクワガタを用意しました。保護者やスタッフの協力を得て標本を仕上げていきます。
休憩の後の2頭目に用意した甲虫はアトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、ペレンのヒラタクワガタ、ジャワのダイオウヒラタ、ルデキンツヤクワガタ、メタリフェルホソアカクワガタ、ギラファノコギリクワガタ、リッツマエオオクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタでした。
受講者のうち3名が蝶を選択、今回標本にする蝶はツマムラサキマダラ、スジグロカバマダラ、ガランピマダラ(ベトナム産)を使用しました。
蝶の1頭目を仕上げて、2頭目も全員が希望し、時間を延長して仕上げました。今日学んだことを自宅で実践してほしいですね。(ま)
秋のバッタ観察・採集会 at 登戸
10月2日(日)、雲一つない秋晴れのもと、多摩川河川敷にて、バッタの観察・採集会が行われました。
参加者は、お子さん13名とその保護者の皆さん13名、スタッフ5名の総勢31名でした。
実は、先月ここを訪れた際は、台風の後だったせいか、大きなバッタは姿を見せてくれませんでした。
ところが、この日はぐっと気温が上がり、みんなの足音に驚いたバッタたちが、あちこちの茂みから飛び出します。
「おーい、そっちにいったよー」「どこぉー??」などと飛び交う声に、スタッフもひとまず胸を撫で下ろしました。
この日はテレビの取材があり、採集風景が撮影され、インタビューを受けた参加者も何人かいました。
虫好きの子供たちの興味の対象や、この日のことだけでなく、普段の虫たちとのかかわり方なども聞いていたようです。
バッタの顔の左右に張り出した目は複眼で、広い範囲の色や形を認識することができます。その為、私たちが背後からそっと近づいても気づかれてしまうのです。
しかも、脚や脚の付け根近くについている耳から、地面に伝わるわずかな振動も読み取り、あとちょっとのところで、巧みに逃げてしまいます。
これを捕まえるには、バッタが飛ぶ方向を予測してネットを振るか、茂みではあえて手で素早くつかまえるか、後はバッタとの根競べです。
追っては逃がし、逃がしては追いを繰り返すと、バッタも疲れてくるのか、そのうちネットに入ってくれるようです。
お子さんの執念が実を結ぶ瞬間が幾度となくあり、時折歓声があがっていました。
この日姿をみせてくれたバッタの仲間は、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、ショウリョウバッタモドキ、ツチイナゴ、コバネイナゴ、ヒロバネヒナバッタ、イボバッタ、マダラバッタなど。
他にエンマコオロギやツヅレサセコオロギ、ツユムシ、ウマオイ、ササキリなど、鳴く虫も確認できました。
採ったバッタがクルマバッタかクルマバッタモドキかを確認するためには翅を開いてみる必要があります。
パパのお手本を見たあと、自分で翅を広げてみようとしましたが、なかなかうまく行かない。
でもあきらめずに頑張った結果、ちゃんと自分で広げることができました。
残念ながらカマキリは少なかったのですが、最後にスタッフがとったオオカマキリの卵を巡って恒例のじゃんけん大会。
めでたく卵塊をゲットした君、来年の春の報告を楽しみに待っていますよ!
本日のお見送り担当はバッタを採っているみんなを空から見下ろしていたアキアカネでした。(さ)
初級標本教室 at エキラボ
9月25日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は9名(保護者含め18名)、スタッは3名で実施しました。
小1から小5までで、女の子が1名、兄弟で参加が2組いました。
標本の基本や道具の説明、購入の仕方などを聞いて、さっそく作業の開始。
1頭目は全員同じ甲虫、アスタコイデスノコギリクワガタの標本作りをはじめます。
最初の難関は昆虫針を垂直に刺すこと。パパやママの力も借りてがんばりました。
完成に近づくと、弟の様子が気になるお兄ちゃん、お兄ちゃんの出来栄えが気になる弟。
ラベルに標本データを書いてできあがり。仕上がりはどうだったかな?
休憩もそこそこに、それぞれが予め選んでおいた2頭目にとりかかります。
手順は1頭目と同じですが、思い出すのに苦労したり、順番が違ったり。
でも練習ですから、足が曲がっても、左右で形が違っても、何度でもやり直せばいい。
低学年の子の中には、疲れたのか、むずかしかったのか、パパやママに任せっきりの参加者も。
それぞれの仕上がりをスタッフにチェックしてもらって2頭目も全員無事完成。
昆虫の乾燥の仕方や標本箱への入れ方について説明し、標本教室は終了となりました。
持ち帰り用の紙袋に大事に作品を入れて、みんな満足そうな面持ちで会場を後にしていました。
ファーブル昆虫館に寄ってくれた家族も何組かいました。(こ)
初級標本教室
9月11日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者8組(受講者8名、保護者8名)、スタッフ3名で実施。
1頭目の甲虫として用意したのはルデキンツヤクワガタです。
2頭目に用意した甲虫はアトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、ペレンのヒラタクワガタ、ジャワのダイオウヒラタ、ユーロケファルスヒラタクワガタ、リッツマエオオクワガタ、パリーフタマタクワガタ、マンディブラリスフタマタクワガタ、リノケロスフタマタクワガタ、アスタコイデスノコギリクワガタでした。
2頭目の標本に蝶を選んだのは2名でした。
蝶はツマムラサキマダラ、オオゴマダラ、クロアゲハを使用しました。
最後に1階で売れ残りのノコギリクワガタ(小型のオス)を全員にプレゼントしました。(ま)
夏の昆虫観察・採集会 at 清瀬
9月4日(日)、清瀬金山公園で昆虫観察・採集会を開催しました。
参加者は12組28名(子供たちは13名)といつもより大所帯でした。アテンドスタッフは3名+ジュニアスタッフ1名。
目的の昆虫は多種多様ですが、今回の狙いはトンボです。
2、3日前の降雨で、さてどうしたもんかな?と心配しましたし、天気も集合時では曇りでした。
採集地に着くと、晴れてきました。もうすでにトンボたちが飛び回っております。
上の池では、ギンヤンマ、シオカラトンボ、イトトンボ、コシアキトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ等がお出迎えしてくれて皆を楽しませてくれます。
でも、池の周りの原っぱにはバッタやイナゴがたくさんいて、まずはバッタ採集をし始める子たちも。
晴れるにつれて、キアゲハ等も飛んできますが、今回のゲストの皆さんはほぼほぼトンボに興味があったようです。
ひと通り上の池で楽しんで下の池へ移動。ノコギリクワガタがいるであろう、アカメヤナギを注意深く見て回るも、やっぱり前日の雨で樹液が流れてしまっていてご不在の様子。残念です。
草むらをかき分けるとオオカマキリがいて、子供たちはヒートアップ。やっぱり、カマキリ人気は不動ですね。
上の池に戻って再びトンボ採り。ようやくコオニヤンマが一頭飛んできましたが、なかなか近くまできてくれません。
子供たちも「あっちに行ったよ~、そっちで捕まえて~」と仲間意識もでてきました。
お決まりの池ドボンも3名発生、ママさんたちも平気で「またか~」といった雰囲気。たくましいママさんでした。
きっとご自宅に高性能な洗濯機があるのだと思います。
この日はNHKの方の見学もありました。担当の方がいろいろと子供たちに感想を聞いてました。
その担当者の方も、子供たちがネットを振っているのを見て我慢が出来なかったようで、私のネットをお貸しすると子供たちに交じって楽しそうに興じておりました。
ただ、彼の結果は残念だったようです。
参加したゲストの皆さん、楽しんでいただけましたか?またご参加くださいね。
本日のお見送り担当は、クサキリの仲間とシャツから出てきたゴマダラカミキリ?(おし)
初級標本教室 at エキラボ
8月28日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は9名(保護者含め18名)、スタッは5名で実施しました。
1人だけ2回目参加の子がいましたが、他は初めての標本づくりとなりました。
標本を作ることの意義や、虫の体について話を聞いた後、まずは「ルデキンツヤクワガタ」の展足に取り掛かりました。
針をまっすぐ体に刺すのが難しく、みんな工夫しながら標本づくりを頑張っていました。
スタッフや保護者の力も借りながら、やっと一匹目を完成させました。
ジュース休憩をはさみ、今度は自分が選んだ好きなクワガタ・カブトで、2匹目の標本づくりです。
1匹目で学んだテクニックを活かし、順調に標本を完成させていきました。
「自分で選んだ虫を、自分の手で動かして標本にするのが楽しかった!」と笑顔で帰る子も。
採集した昆虫の標本づくりももちろん、インセクトフェアで買った標本などでも練習してみるといいですね。(い)
初級標本教室
8月21日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者8組(受講者8名、保護者8名)、スタッフ3名で実施。
1頭目の甲虫として用意したのはスマトラ産ヒラタクワガタです。
昆虫標本を作る意義などの話のあと、あらかじめ軟化してあるクワガタを使って説明と補助スタッフの助言にしたがって標本作成を行います。
2頭目として甲虫を選んだ参加者には、それぞれが選んだ甲虫を使って1頭目と同じように標本作成を行ってもらいます。
2頭目として用意した甲虫はアトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、ルデキンツヤクワガタ、ギラファノコギリクワガタでした。
2頭目に蝶を選んだ参加者(3名)はリュウキュウアサギマダラで、まず蝶の標本作りを経験し、さらにオオムラサキの標本作成も行いました。(ま)
初級標本教室
8月20日(土)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室をダブルヘッダーで開催しました。
午前の部は、参加者8組(受講者8名、保護者8名)、スタッフ4名で実施。
甲虫2頭を題材とし、1頭目は全員でスマトラ産ヒラタクワガタの標本を作成しました。
2頭目として用意した甲虫は、アトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、パリーフタマタクワガタ、ルデキンツヤクワガタ、ギラファノコギリクワガタ(各2頭)でした。
実際に使用した甲虫は、アトラスオオカブト2頭、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、パリーフタマタクワガタ、ギラファノコギリクワガタでした。
午後の部は、参加者8組(受講者8名(蝶を選んだのは4名)、保護者8名)、スタッフ4名で実施。
甲虫2頭を題材とし、1頭目は全員でスマトラ産ヒラタクワガタの標本を作成しました。
2頭目として用意した甲虫は、アトラスオオカブト、コーカサスオオカブト、ヒメカブト、メタリフェルホソアカクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、パリーフタマタクワガタ、ルデキンツヤクワガタ、マンデブラリスフタマタクワガタ、ギラファノコギリクワガタ(各2頭)でした。
実際に使用した甲虫は、パリーフタマタクワガタ、メタリフェルホソアカクワガタ、マンデブラリスフタマタクワガタ、ラコダールツヤクワガタ
蝶は、リュウキュウアサギマダラとオオムラサキを題材としました。(ま)
クワガタ飼育教室
8月17日(水)、ファーブル昆虫館にて、オオクワガタの飼育教室を開催しました。
8名の予定でしたが、2名のキャンセルがあり、受講者6名、保護者など合わせて13名、スタッフ3名で実施しました。
最初にクワガタの採集の仕方やヘラクレスオオカブトの飼育の際の注意点など、講師の経験からの貴重な話があり、みんな熱心に聞き入っていました。
その後、今日の作業であるオオクワガタの産卵セットの作成の説明がありました。
産卵セットの作り方は前回(8/11)開催のノコギリクワガタと同じです。
自分たちで皮をむいた産卵木をプラスチックケースに入れ、飼育マットを敷き詰めます。
作成作業が終わり、オオクワガタのペアを皆さんに配布し、産卵セットに入れます。
すると、メスはすぐにマットの中へ潜り込みました。
今回配布したオオクワガタは飼育したもので、未交尾の成虫です。
今後、セットのなかで交尾、産卵を行い、来年初めころに幼虫が出てくるということで、それまで温度が上がりすぎないような環境において待つことになります。
楽しみにお待ちください。(ま)
セミ・トンボ標本教室
8月14日(日)、前日に続いて、ファーブル昆虫館にてセミ・トンボ標本教室を開催しました。
受講者8名、保護者など合わせて18名、スタッフ3名で実施しました。
まずセミの展翅板を組み立てます。最初はアブラゼミを配って針を刺す場所の説明、前後の翅の連結などを説明して展翅作業を行います。
2頭目はミンミンゼミ、3頭目はクマゼミを題材にしました。
休憩のあと、今度はトンボの標本にチャレンジです。
トンボの場合、エノコログサの軸をトンボの腹に刺して芯にします。
手こずりながらも芯を入れて昆虫針を刺し、展翅板に取り付け、翅の開き具合や頭の向きを整えて展翅の完了です。
トンボの2頭目はギンヤンマを使いました。
ヤンマは腹を切り開いて内臓を取り出す必要があり、スタッフがデモ作業を行いました。
皆さんなかなか手際よく作業を進めて2頭目の展翅も完成させました。
自分で捕ったセミ・トンボも標本にしてみてくださいね。(ま)
セミ・トンボ標本教室
8月13日(土)、台風が接近する中、ファーブル昆虫館にてセミ・トンボ標本教室を開催しました。
直前にキャンセルがあり、参加者は6組(男子3名、女子3名)でした。スタッフは4名。
教材の虫はスタッフがこの日のために採集したものです。最初に標本をつくる意義の説明がありました。
まずセミの展翅板を組み立てることから始まりました。最初の標本はアブラゼミです。
昆虫針を刺す位置を確認して、さらにその針が2方向から見て垂直であることを確認し、展翅板にセットします。
前翅を広げ、後ろ翅をひっ掛けて、前後の翅が同調して動くようにひろげて標本をつくります。
2頭目から、ミンミンゼミとクマゼミの特別サービスでした。
休憩後にトンボの標本をつくります。1頭目はウスバキトンボです。
トンボの腹が折れないように、乾燥したエノコログサを胸から腹の端部まで芯材として入れて展翅板にセットし、胸、腹の高さ、翅の開き方を調整して完成です。
2頭目はギンヤンマ。大きなトンボなので、腹を切開して内臓を出してから芯材を入れて、同じように標本を作製しました。
かなり時間オーバーしましたが、お土産にもらったハグロトンボを忘れないうちに自宅で作成しましょう。
保護者の方々が熱心にメモや写真撮影していたので大丈夫だと思います。(ひ)
クワガタ飼育教室
8月11日(祝(山の日))、ファーブル昆虫館にて、国産のノコギリクワガタ飼育教室を開催しました。
8組の予定でしたが、子供が熱を出したなどで2組のキャンセルがあり、6組12名、スタッフ4名での開催でした。
最初に、外国産カブトの飼育上の注意点などの話があり、みんな興味深々の様子で聞き入ってました。
今回のメインはノコギリクワガタの産卵セットの作成です。
飼育用のケースとあらかじめ水に浸した産卵用の木を2本、各自に配布し、木の皮をむくことから今日の作業の始まりです。
きれいに皮をむいた産卵木をプラスチックケースに入れ、飼育マットを敷き詰めます。
マットは入れるだけでなく、硬く押さえつける必要があるので、保護者たちも協力します。
マットの表面に転倒防止の木の皮をおいて産卵セットの完成です。
ノコギリクワガタのメスを各2頭渡して、産卵セットに入れたら今日のメインの作業は完了です。
続いて、講師が野外で採集したノコギリクワガタのオスを2頭ずつ渡します。
先にセットしたメスは交尾済みなので、このオスは単独の飼育、観賞用です。
今日の産卵セットはかなりの重量になり、皆さん重そうに手に提げて帰宅となりました。
沢山の卵、幼虫が生まれることを期待しています。(ま)
夏の昆虫観察・採集会 at 千葉
8月7日(日)、すっかり定着したクマゼミの鳴き声も聞こえる中、北総花の丘公園での昆虫観察・採集会に11組25名の親子が参加してくれました。アテンドスタッフは4名。
気温もさることながら、高い湿度に、ふうふう汗をかきながらのスタートです。
目指すは公園の一番奥のエリア。時折園路沿いの木々から飛び立つセミたちに心躍らせながら頑張って歩きました。
と、目的地に到着する少し手前で、目のいい子たちが早速カナブンとカブトムシが集まっている樹を見つけたようです。
子供たちもその樹に一斉に集まります。やはりカブトムシは人気者ですね。
注意事項と集合時間を聞いたあと、さっそく丘の上にあがり、それぞれ思い思いに虫を探しました。
林縁まできれいに草が刈られていたせいなのか、バッタが極端に少ないように感じました。
それでも、大きなサトクダマキモドキや、ショウリョウバッタをみつけた参加者もいました。
カブトムシやクワガタはとても少なかったものの、なんと桜の木にとまっているカブトムシを見つけたパパがいました。
時間の経過とともに、みんなの虫目も研ぎ澄まされていきました。
地面を忙しなく動き回る、かっこいいキオビベッコウを見つけた子、疲れも吹き飛ぶであろう、美しいタマムシを見つけた子はラッキーでした。
そうそう、「トカゲに会いたいの」と言っていた女の子は、みごと思いが通じ、まだしっぽの青い、かわいいトカゲたちを見つけました。
他にも、大きなキアゲハや、迫力あるオニヤンマにカミキリたち。夏の虫たちが勢ぞろいしてくれました。
昼食後、スタッフからのプレゼントを巡ってのじゃんけん大会は、いつも盛り上がります。
そのテンションを保ったまま、これもまた恒例となった、トンボ探しのオプションツアーに繰り出しました。
ハーメルンの笛吹のようなスタッフKさんを先頭に、田んぼのあぜ道を網を掲げた子供達が続きます。
果たして狙ったギンヤンマは採れたでしょうか? お互いの網裁きをコーチングする大人びた口調の子どもたちの会話にクスッとしながら、谷津を抜ける風を少しばかり涼しく感じた昼下がりでした。(さ)
本日のお見送り担当はクルマバッタモドキ?
初級標本教室 at エキラボ
7月24日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は9名(保護者含め18名)、今回は兄弟姉妹で参加の家族が3組もいました。スタッは3名で実施しました。
まず、標本とは何か、標本にする虫の前処理の仕方、標本の収納方法などの説明がありました。
一頭目はみんなで同じ種類の虫、パリーフタマタクワガタを題材にします。
自己流でも標本作成経験者はいなかったので、針を使うこと自体がはじめての子がほとんど。
でも、皆こわがることもなく果敢に作業に取り込みます。
1頭目が完成したので休憩にしましたが、大事なラベルを書くことを教え忘れていた講師。
休憩もそこそこに2頭目の自分で選んだ昆虫の標本作成にとりかかりますが、誰も疲れた様子はありません。
やり方は1頭目と同じということで、それぞれ思い出しながら作業を進めました。
大きなカブトムシに針を刺すのはお父さんでも苦労していましたが、皆時間内に完成させることができました。
これで夏休みに採集した虫の標本は自分で作れるようになったかな?
でも乾燥させるのに時間がかかることを忘れずに。夏休みの宿題にするなら早目に採集に行こう!(こ)
一泊採集会 at 穴山(1)
7月23(土)~24日(日)、夏の恒例、穴山での一泊採集会を開催しました。参加者は5家族11名、スタッフは3名。
宿泊施設は、新型コロナ対策として一部屋一家族という制限があり、スタッフは別途自力で宿泊という形でした。
穴山駅で参加者を出迎えし、宿へのチェックインの後、ポイントに移動します。
今年はタマムシとルリボシカミキリが発生している場所があり、そこでしばらく採集しました。
次にカブトムシ、クワガタを集めるためのバナナトラップの説明と参加者への配布を行い、各自目当ての木にトラップをセットします。
この時点でカブト、クワガタを何頭か採集できました。
一旦宿に戻って食事をとり、ナイトツアーの準備をして、まず駅の近くのポイントに立ち寄り、夜の活動場所の林の様子を確認したあと、メインのポイントに移動します。
ここでの目的は、灯火採集(ライトトラップ)ですが、その準備をしている間、昼間仕掛けたバナナトラップに集まった虫の観察を行いました。
すでに多数のカブトムシが集まっており、参加者全員が採集できたようです。
続いて灯火採集の場所に移動し、ライトに集まった虫を観察。カブトムシなどの他に、ヘビトンボやカマキリモドキもきました。
初日の活動はこれで終わり、宿に戻ります。
二日目は早朝からトラップに集まった昆虫の観察とトラップの回収を行います。
カブトムシはもう皆さん十分に採集できたようで、ほぼスルーしてました。
宿に戻り、食事のあと解散となりました。
参加者の皆さんには、今回の経験を活かして虫活動を進めていただきたいなと思います。(ま)
オオムラサキ採集会
7月17日、山梨県穴山でのオオムラサキ採集会を開催しました。参加者は9家族18名、スタッフは5名でした。
天候はやや不安定でしたが、かえって例年の猛暑に比べて、快適な採集会となりました。
駅から採集ポイントまで20~30分歩きます。途中の大賀ハス園の古代ハス満開を遠目に見ているとポイントに到着。
採集の方法、マナーなどの説明を受けて、いよいよ採集開始です。
今回は、全般にオオムラサキは少なかったですが、カブトムシ、クワガタは、丁寧に探虫した子どもはかなり採集できたようです。
昼食後、ジャンケン大会でスタッフが採集した昆虫をお分けして解散となりました。
このポイントでオオムラサキに挑戦するという親子を残して、皆さんを駅の近くのポイントにご案内しましたが、途中、エノキの土場があり、タマムシとルリボシカミキリが大発生していて、採集合戦となりました。駅近くのポイントは不調でした。
駅に戻ると、居残り組の親子から、ピカピカのオオムラサキを採集しました、という嬉しい報告がありました。頑張った甲斐がありましたね。(と)
初級標本教室 at エキラボ
6月26日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は小学生ばかり9名(付き添い入れて18名)。だんだん低年齢化しているようで7名は低学年でした。
スタッフは3名。
最初は全員でクワガタに挑戦です。標本の意義など基本的な話の後、取り掛かりました。
スタッフの力を借りながら皆一生懸命です。針がなかなか真っ直ぐ刺せなかったようですがなんとか完成。
休憩をはさみ2匹目に取り掛かります。2匹目は自分で選んだ昆虫です。大きなカブトムシを選んだ子もいました。
途中で飽きてしまった子もいましたが女の子二人がとても頑張ってくれました。
飽きることなくきれいな標本を完成させてくれました。教室の後、昆虫館へ来てくれた親子も何組かいました。
皆さん、今日のことを忘れないうちに自宅でも練習してください。(おぎ)
初夏の昆虫採集会(3)at 清瀬
6月19日(日)、久しぶりの晴天にめぐまれて日差しが強い中、清瀬金山公園で採集会を開催しました。
参加者は12組(24名)、スタッフ4名。
池ではカルガモ親子や大きな亀や色鮮やかな鯉がトンボと共にお出迎え。
トンボたちは補虫網が届きそうで届かない微妙な距離に佇んだり旋回したりして、皆さん親子共々に苦戦模様でした。
空振りしたり、トンボを熱心に追いかけるあまり、スタッフの不安が的中して、池ポチャしてしまった勇敢な男の子も!
それでも何人かはコオニヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、アジアイトトンボなどを採りました。
1時間程経ってから、今度は甲虫狙いで林道に移動。
ノコギリクワガタ、ゴマダラカミキリ、カナブン、コアオハナムグリが観察されました。
その他ゴミムシ、オンブバッタ、テントウムシ、シジミチョウ、ダンゴムシ、アメンボなどを捕まえた子もいました。
お昼ご飯の後も観察や採集を続ける家族が多く、初めて会った小学2年生の女の子同士がすっかり仲良くなっていましたね。
ノコギリクワガタとコクワガタを捕まえた女子中学生が「探せばいるもんですね」と輝く表情で報告に来てくれました。
いつまでもその感動を忘れずにいてくださいね。(かん)
初級標本教室
6月12日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
今回は「はまぎん こども宇宙科学館」の記者さんも取材で参加し、教室いっぱいの12組23名、スタッフは5名で実施。
途中、ボランティアスタッフの昆虫に詳しい大学生も講師補助スタッフとして参加してくれました。
標本教室の1頭目はインドネシア・スマトラ島特産のアルキデスヒラタクワガタでした。
いつものように事前に軟化しておいたクワガタで、甲虫の標本作りの基本を説明しながら実際に経験してもらいます。
保護者とスタッフの協力で1頭目の標本を仕上げます。
休憩の後、2頭目は甲虫と蝶にわかれます。今回は参加者の半分の6名が蝶の展翅を選びました。
蝶は沖縄産のマダラチョウを使います。マダラチョウは鱗粉が取れにくく、サイズも大きいので、最初の展翅体験に適しています。
甲虫組は自分が選んだ2頭目のカブトやクワガタを、1頭目と同様に展足していきます。
最初の作業を忘れている人もいるので、助言が必要なこともありますが、ほぼ問題なく標本の作成を完了させました。
蝶の展翅組は2頭目の蝶にも挑戦して完成させました。
今後、自分で採集した蝶や甲虫を標本にしてほしいですね。(ま)
初夏の昆虫採集会(2)at 藤野
5月15日(日)の採集会は一組あとから合流というアクシデントもありましたが、12組28名(スタッフ4名)の参加で開催しました。
藤野駅は陣馬山へのアクセス拠点なので、高校ワンゲル部、ボーイスカウトなど団体さんで賑わっていましたが、あいにくの曇天で風は肌寒く、お日様ガンバレ!
採集地の陣馬山登山口まで2キロほど歩き、10時半頃から採集開始です。ここまではオナガアゲハが数頭いたでしょうか?
栃谷川沿いの林道に入って、ここから陣馬の温泉旅館あたりまで採集します。
気温はなかなかあがらず苦戦しましたが、11時を過ぎると雲も切れてアゲハやトンボが飛び交いだしました。
アゲハはオナガとカラスが多く見られ、カワトンボ、ミヤマカワトンボ、サナエトンボが確認できました。
一頭ですがムカシトンボも採れました。
河原に降りて昼食時には、川あそび?で海水パンツでお腹まで川に入って魚を追いかけるツワモノもいました。
記念撮影後に解散となりましたが、暫くは河原で遊んだり、周辺を散策する親子の姿がありました。
川の平瀬では、石の裏などに小さな水生生物がいます。
川遊び用の網やバケツを持って来た準備の良い参加者さんが見つけたのは、モンカゲロウの仲間とフタメカワゲラの幼虫のようでした。上手く育つかな?
たくさん歩いたので疲れているはずなのですが、ガードレールの上を行き交うイモムシや小さな虫達に癒されながら、あっという間に下山しました。
他のみなさんも、この日はまだまだ元気!帰り道で見つけたポイントで粘り、狙っていたクロスジギンヤンマを見事ゲットした女の子もいましたね。
きっと忘れられない思い出となったことでしょう。
帰り道でもアオバセセリやトラフシジミなどが見られ、探虫しながら駅まで戻りました。
本日のお見送り担当はシモフリコメツキさん?(あ&さ)
初級標本教室
5月8日(日)、GW最終日にファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
申込みは8組でしたが、事前キャンセル1組、当日キャンセル1組、当日参加1組で、計7組14名、スタッフは4名で実施。
奥本館長から昆虫と人の骨格の違いと標本の意義についての話を聞いて、さっそく実習開始です。
今回の1頭目はインドネシア、スマトラ島特産のアルキデスヒラタクワガタでした。
それを一目見て”アルキデス”と言った詳しい子もいて、今回は飼育等の経験が豊富な子どもさんが多かったようです。
いつもの通り、針を刺す作業では皆手こずっていましたが、そのあとの触角や足の形を整える段階では、スタッフのアドバイスをもらいつつも順調に作業を進めていました。
休憩のあとの2頭目も、大きなカブトを選んだ人は針をまっすぐに刺すのに手こずってましたが、それ以外は皆順調に標本を完成させたようでした。
蝶の希望者は申し込み時点では5名でしたが、当日2名が甲虫に変更して、3名で講習を行いました。
今回の蝶は沖縄・西表島のマダラチョウです。
皆さん1頭目の展翅のあと、2頭目は別種のマダラチョウの標本を完成させ、少し時間がオーバーしましたが、満足していただいたようでした。(ま)
初夏の昆虫採集会(1)at 軍畑
5月5日(祝)、青梅線の軍畑(いくさばた)駅周辺での採集会は参加者10組(27名)、スタッフ7名の総勢34名でした。
雲ひとつない晴天に恵まれ、登山客でごった返す駅前で受付を済まし、そそくさと採集地の入り口の広場に集合。
ここで、採集会の注意事項を聞いたのち、写真撮影後早速採集地に向け出発しました。
気温もぐんぐん上昇し期待も高まりますが、ちょっと虫の出が少ない?それでも頑張って昆虫を探していきます。
ウスバシロチョウは多く、皆さん採れました。アゲハ類は少ないものの、オナガアゲハ、カラスアゲハを採集した子も。
その他、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、ヤマトシジミや、カワトンボ、サナエトンボ、ナナフシモドキ、ニワハンミョウ、オトシブミ、テントウムシ類などが採集・観察できました。
昼食後、更に林道を上り詰めると、何やらチラチラと渓流付近を飛ぶ虫を発見!見えそうで見えないがトンボのようです。
「これがムカシトンボだよ」とスタッフから教えられ、皆さん目を皿のようにして、ムカシトンボを探します。
運のいい子が1頭ゲット!皆から歓声が上がります。
しかしながら、ここでタイムアップ!帰り道を急ぐことに。最後にいいチャレンジができました。
ムカシトンボは、帰り道でも1頭採集できたようです。
少し暑かったけど、気持ちいい晴天に恵まれ、皆さん満足できたようです。
帰り道でも、アオバセセリやトラフシジミなどが見られ、探虫しながら駅まで戻りました。
今回の歩数は2万歩超え!皆さんお疲れさまでした。本日のお見送りは、カゲロウさんの1種でした。(た)
春の昆虫採集会(3)at 安針塚
5月3日(祝)、横須賀市塚山公園にて春のアゲハ採集会を開催しました。参加者は11組(29名)、スタッフ7名でした。
集合時間は気温が低く心配でしたが、山登りで体が温まったころに目的地の塚山公園に到着しました。
花を傷つけずにアゲハをネットインする方法や注意事項を聞いてから、皆さん各ポイントに向かいました。
ジャコウアゲハが多く飛翔していましたが、カラスアゲハや大きなモンキアゲハを採った子供もいました。
お昼を食べた後は、恒例のじゃんけんタイムです。スタッフの採集した獲物を分け合いました。
ナナフシの採集方法を教えてください、というリクエストで、2班に分かれて桜の木などで探しました。
ジガバチの仲間がイモムシを狩る様子を観察したり、セモンジンガサハムシなどのハムシの仲間も観察しました。
帰り道ではキアシドクガの幼虫の集団を見つけました。
同じ水路際にアサヒナカワトンボもいました。(ひ)
春の昆虫採集会(2)at 西吾野
4月30日(土)、飯能市西吾野周辺で春の昆虫採集会を開催しました。(4/29催行予定でしたが雨天のため順延)
参加者は8組(18名)、スタッフ4名とジュニアスタッフ見習い1名が同行しました。
集合時刻の頃はまだ気温が高くありませんでしたが、新緑を輝かせる陽射しで徐々に暖かくなりました。
川沿いの道を歩きながら探虫をしていくと、見下ろす水辺にアゲハやサナエトンボの姿がちらほら見られます。
目的地の小学校に着いたら、それぞれ自由行動で採集開始です。
敷地の外縁のツヅシは満開で、ハナバチやアブはたくさん見られますが、なかなかアゲハたちがやってきません。
それでも見事にクロアゲハやカラスアゲハをネットインさせた参加者がいました。
お昼になり、皆で校庭でお弁当を広げたあと、集合写真を撮ってから第二ラウンドの開始。
捕虫網を水網に持ち替えてヤゴの採集をしました。
多くはシオカラトンボやアカネ類でしたが、オニヤンマのヤゴをすくった子もいました。
渓流沿いのウツギの白い花にはサカハチチョウ、林縁の日陰にはまだ若いカワトンボが群れていました。
アゲハ類の数は少なかったものの、ミヤマカラスアゲハの姿も目撃しました。
雨の翌日ということもあり、虫影は少なかったですが、気持ちのいい景色と空気は楽しめたと思います。
自由解散でしたが、何組かのグループに分かれ、駅までの帰り道も探虫しました。
来るときには見られなかった、カメノコテントウやチビタマムシも観察できました。
ハムシの仲間かと思ったのはルイスアシナガオトシブミでしたね。
本日のお見送り担当は、ニホンカワトンボの未成熟個体(こ)
初級標本教室 at エキラボ
4月24日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
参加者は9組(付き添い入れて18名)で、年長さんから小5まで。スタッフは4名で実施しました。
ただ年長さんには少々荷が重かったようだ。かなりの部分を保護者の方がやっていたようだ。
1匹目は全員クワガタに挑戦。最初の虫ピンには皆んな手こずっていた。
真っ直ぐ刺すことがなかなか出来ない。スタッフや親の力を借りて何とか完成。
休憩をはさみ2匹目に。自分で選んだカブトやクワガタに取り掛かる。1匹目より早くなったようだ。
皆さん、忘れないうちに、自宅でも練習してくださいね。(おぎ)
春の昆虫採集会(1)at 安針塚
4月17日(日)、安針塚(横須賀市)で春の昆虫採集会を開催しました。参加者は11組(24名)、スタッフ5名。
台風1号が小笠原辺りで熱帯低気圧になって通過した当日。集合時間には気温も10℃ぐらいの肌寒さに加え小雨が降り出した。
簡単なあいさつと注意事項の説明のあと、小雨の中を採集地まで急な上り坂を30分、虫の気配がないまま公園広場へ到着。
雨はやんだが風も冷たく太陽は隠れたまま。気温が上がらないながらも、先ずはガガンボの仲間やハチやアブの仲間など小さな虫たちが動き出した。
11時を過ぎる頃には少し気温が高くなったのか、ジャノメチョウやシロチョウ、シジミチョウの仲間や、ミツバチやツリアブの動きも活発になってきた。
ツツジの花は咲きはじめだったが園内の樹木にはシャクトリムシ、ハバチなどいろいろなイモムシが見られた。
桜の葉にはナナフシモドキ、幹にはヨコズナサシガメの集団、脱皮直後の真っ赤なのもいた。他にゾウムシ、ハムシ、トラカミキリ、などが観察できた。
肝心のアゲハは数頭の目撃があったが、トイレで休んでいるジャコウアゲハを手で捕まえたのが唯一か。
アゲハは次回に期待。肌寒く、虫も少なかったが、それなりに楽しめたのではないかと思う。(あ)
初級標本教室
4月10日(日)、ファーブル昆虫館にて初級標本教室を開催しました。
参加者は8名、年長さんが1名、あとは小学生。スタッフ3名。
蝶に挑戦するのは当初3名の予定だったが、会場に来て気が変わった子がいて2名となった。
奥本館長のお話の後、標本の説明がありラベルの大切さも解説があった。
さっそく1頭目に取り掛かる。だが虫ピンがなかなかまっすぐ刺さらない。
スタッフの力を借りてなんとか虫ピンを刺し、次は脚の整形だ。これもなかなか厄介で左右が同じ型にならない。
それでもやっと1匹目終了。
休憩をはさみ2匹目に取り掛かる。2匹目はスピードが上がったようだ。
皆さん、忘れないうちに自宅で練習してくださいね。(おぎ)
中級標本教室
4月3日(日)、ファーブル昆虫館にて経験者向けの標本教室を開催しました。
初級教室を受講済みか標本作成の経験がある8名(と保護者8名)が参加しました。スタッフは5名でした。
一昨年10月に開催したときと同様に、題材は甲虫のみで、その場で自分が選んで購入して標本にします。
今回も20種類以上の外国産クワガタ、カブト、カミキリ、タマムシが用意されました。
まずは順番に1頭目の昆虫の品定め。みんな好みはそれぞれで、同じ種を選んだ子はいなかったようでした。
さっそく作業にとりかかりますが、手順を思い出すのに苦労したり、昆虫針を刺すのに苦戦する子も。
適宜スタッフに質問したり、やり方を実践してもらったりしながら、ていねいに仕上げていきました。
今回は頭数に制限はないので、1頭目ができたら2頭目、3頭目と続けていきますが、予算はパパやママと相談です。
数をこなすほどに手際がよくなるのはいいですが、雑にならないようにとの注意もありました。
それでも一つひとつ出来上がる都度、スタッフに確認をしてもらいながら次々と完成させていきます。
予定の時間を少しだけオーバーしましたが、中には全部で6頭の標本を作った子が二人もいました。
どれも外国産の大型の昆虫だったこともあり、持ち帰るのも一苦労だったと思います。
乾いてから展肢針を抜くときに形がくずれないよう注意して、標本箱に入れてくださいね。(こ)
初級標本教室 at エキラボ
3月27日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。
9組(付き添い入れて18名)年長さんから社会人までと広い年代層の参加者でした。スタッフは4名で実施しました。
説明のあと、事前に軟化しておいたインドネシア産ヒラタクワガタを使って最初の標本作りを行いました。
脚や触角を動かす準備体操では、恐る恐る触っているお子さんが多く、もっと大きく動かすように助言しました。
そのあと、クワガタの背中に昆虫針を刺すのは難しい作業ですが、今回は自力で出来た参加者もいました。
さらに保護者の手伝いなしで針を使って展足できた低学年の子もいてスタッフもびっくり。
ママからのダメだしに応えて、展足をやり直す子もいましたが、標本ラベルを書いて1頭目の完成です。
休憩のあとは、各自が選んだ甲虫を標本にする作業ですが、コーカサスオオカブトを選んだ子は触角を出すのに苦戦。
それでも皆さん順調に作業を進め、制限時間内で2頭の標本ができました。
乾燥させてからの扱い方を聞いて、完成した作品を持ち帰り用の標本箱に入れて終了です。
標本教室の最後にファーブル昆虫館を紹介したところ、訪れてくれた方が大勢いました。
展示してある標本を参考に、今後も標本作成を続けてくださいね。(ま)
カブクワ飼育教室
3月20日(日)、小学1年生から4年生まで8組の親子が、オオクワガタ飼育教室に参加してくれました。講師は飼育教室ではお馴染みの佐藤先生です。(スタッフ3名)
目をキラキラさせている皆さんに、先生が早速問いかけます。「オオクワガタってどんなところに住んでいるの?」
虫を飼う時は、その虫がどんな環境で暮らしているのかを知る事がまず大事!というお話を聞きました。
続いて飼育に必要な用具や注意点について、スライドを見ながら説明を受けました。
成虫や幼虫の入手方法、お店で選ぶ時に確認すること、産卵や幼虫の成長に関わる要点なども教わり、真剣にメモを取るお子さんの姿も見られました。
さて、いよいよお待ちかね、オオクワガタの幼虫とのご対面です。マット(土)に埋まった産卵木から割り出される幼虫はまだ弱々しい2齢です。傷つけないようにスプーンでそっと菌糸ビンに運びます。
雌雄はまだはっきり分かりません。成虫になってからのお楽しみですね。
この日はアマミノコギリクワガタの幼虫も販売しました。ノコギリクワガタの幼虫は菌糸ではなくマットで育てます。
先生が用意したマットを加水していきますが、ここで始めに聞いた「その虫の暮らす環境を知る事」が生かされます。
自然界では樹木の根際に居ることの多いノコギリクワガタの幼虫が、どのくらいの湿り気が好きなのか、マットはどのくらい固めた方がいいのか・・・想像力を働かせなければなりません。
最後に佐藤先生がご自分の体験を踏まえて大切なお話をしてくださいました。
この日出会った幼虫が、全て無事に成虫に育ってくれることを願いますが、時には残念な結果になることもあります。
それは悲しいことですが、同時に自分がその生き物の生死に関わったということはかけがえのないもので、そういう経験を通じて命の大切さを学ぶのです、と。
もちろん、生きている虫の観察やお世話からも、たくさん学ぶことがあります。
持ち帰った幼虫が成虫となって皆さんの前に現れるのは来年になるかもしれませんが、その日を楽しみに!(さ)
初級標本教室
3月13日(日)、昆虫館はコロナ対策で閉館中ですが、初級標本教室を最少人数で開催しました。
年長から小4までの8名、蝶に挑戦する生徒も3名いました。(スタッフは4名)
奥本館長のお話の後、早速、1頭目のアスタコイデスノコギリクワガタの標本に挑戦です。
7名が初めての参加者でしたが、みんな、熱心だったからか、思い通りの標本が作れたようです。
2頭目からは、甲虫コースと蝶コースに分かれ、蝶はツマムラサキマダラ、甲虫はアトラス、コーカサス、マンデブラリスフタマタクワガタ、ラコダールツヤクワガタ、スマトラヒラタクワガタから選べます。
甲虫は1頭目で学んだことを思い出しながら、保護者の手助けを受けないで進めている子どもが多くて驚きました。
蝶コースでは指で翅を触る動作が目立ちました。
マダラチョウは鱗粉が付きにくい種類でしたが、他の蝶の時は注意してくださいね。
最後に標本毎にラベルを作成し、針のはずし方、標本の保管等の説明で教室はおしまいです。
今回はスタッフから特別なプレゼントもありました。
休館中で館内を見学できませんでしたが、開館後にはまた遊びに来てください。(と)
初級標本教室 at エキラボ
2月27日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。9組(親子18名)が参加。
今回の参加者は、年長さんから小学校4年生です。スタッフ4名で開始しました。
基本的な標本の話を聞いてから、スタッフが事前に軟化していたインドネシア産ヒラタクワガタに挑戦しました。
クワガタの脚や触角が、動くかどうかの準備体操をしてから始めました。
硬いクワガタに昆虫針を刺すのが難しい作業ですが、パパママやスタッフの手助けでなんとか刺しました。
触角から脚の爪の先まで左右対称になるように整えて玉針で止めてから、ラベルにデータを記入して完成です。
2頭目は自分で選んだ外国産のクワガタやカブトに挑戦しました。同じやり方ですので、1頭目より早く完成できました。
今回の参加者は男女がほぼ半々で、また半数が年長さんで、中には幼稚園のお友達同士の子たちもいました。
低学年者が多いと時間がおすのですが、皆才能があるのか(パパママが頑張ったのか?)予定時間内に終了しました。
暖かくなったら自分で採った虫を使って、忘れないうちに自宅で、再チャレンジしましょう。(ひ)
初級標本教室 at エキラボ
1月23日(日)、西日暮里駅「エキラボniri」にて初級標本教室を開催しました。9組18人の参加です。(スタッフ4人)
年長から小3、小1が多い会でした。
1頭目は課題の外国産クワガタで基本を学び、2頭目は色々な種類から自分が選んだ甲虫で練習しました。
今回はコーカサスオオカブトが人気でした。
硬い鞘に針を刺したり、左右のバランスを考えたり、難しいところは、親子で協力して完成させます。
いつもと雰囲気が少し違うなと感じたら、保護者の方がほとんどお父さんでした。
また、年齢層が少し低いためか、お父さんに任せてしまった年長さんもいました。
飼育の方が好きなのかな?標本教室では基礎を学んで欲しいので、頑張ってください。(と)
初級標本教室
1月16日(日)、今年最初の初級標本教室を開催しました。参加してくれたのは年長から小3までの8人でした。スタッフ4名。
最初は甲虫に挑戦です。やり方を聞きながら作りますがなかなかうまくいきません。
最初の針を刺すのが翅が硬くて難しい。それから脚を整え何とか完成。
2匹目は3名が蝶に挑戦してくれました。翅が切れたり悪戦苦闘しながら何とか終了。
甲虫組は1匹目より早く終わったようでした。皆んな忘れないように自宅でも練習してくださいね。(おぎ)