【オサ部】オサホリ実習会
オサ部は体育会系、冬でも活動!それがオサホリ。
去る1月9日、約1年ぶりに千葉県某所にて、未経験者を対象にオサホリ実習を企画。
オサホリは大勢ではできないため、親子4組(8名)にしぼっての開催としました。
前々日に降った雪が心配されたため、峠道は避けて房総半島の山の中へ向かいました。
採集ポイントに着いたら其々オサホリの装備を整え、意気も揚々と林道の奥へ進んでいきます。
さあ、いよいよホリ初め式の開会です。
まずは今回の引率者のオサコン隊長が掘り方の説明をすべく崖の土をとんとんと掘ると、さっそく何かが顔を出しました。
本命のオサムシではありませんでしたが美麗なルイスオオゴミムシ。オサムシたちはこのようにこちらを向いて土の中に潜っています。
それから、掘る場所の選び方、道具の使い方(掘り方)、ケガしないよう気を付けることを聞いて、みんなで試掘開始。
するとすぐに、これも前胸がつやつやと光る、大型のスジアオゴミムシも出てきたし、いきなり本命のアオオサを掘り当てた子も。
しばらく掘っていくつか成果もあがり、掘り方もわかってきたところで違う場所を探しに林道のさらに奥へ。
斜面があっても竹林の根回りはスルーし、土が固すぎるところも柔らかすぎるところもパス。
ここはよさそうと隊長が指示した崖に取りつきます。(ここ掘れオサオサ)
ミイデラゴミムシのマンションがあったので、隊長がつんつんしてガス噴射の実演もしてもらいました。
ムカデやゲジゲジが出てくることやカマドウマの団地もありますが、それらは指標虫といって、環境がよいサイン。
本命もアオオサムシやルイスオサムシもぽつぽつと出てきました。
今回はアオオサムシも多く採れましたが、なぜか連続して7頭ぜんぶオスで、雌雄の判定の仕方の実演ができない。
ハンミョウの集団越冬も見られ、なんとムカデと同居しているケースもありました。
結局どの家族も本命のオサムシを採ることができました。(アオオサのメスも一頭採れ、雌雄の判定の説明もできました)
ハンミョウも複数とれたし、なかなかの大漁といってよかったと思います。
子供たちはまだまだ掘る気満々でしたが、むやみに土を崩すと生息環境の破壊になるので実習終了としました。
オサ部活の一番大変なのはポイント探しですが、今回の体験でどんな環境かはわかったはず。
まだまだオサホリシーズンは続くので、頑張ってポイントを探して(とお父さんにお願いして)自主練に励んでください!(こ)
参加して頂いたお子様たちの感想文や写真もどんどんHPに載せますのでメールで送ってください!